マミヤさんの不安は的中。先生いわく、しぇーちゃんは1時間目の終わりにおなかが痛くなり、今は保健室にいるとのことでした。
マミヤさんが慌てて学校へ向かい、保健室へ駆けつけると、しぇーちゃんは元気そうに保健室の先生とお話をしていました。
どうやら学校に行くと調子が悪くなってしまう様子。「心因性の体調不良か、仮病か……。しぇーちゃんとよく話し合わないと」と、マミヤさんは考え込みます。
帰宅後、「もしかしたら私、学校アレルギーかもしれない」と不安を吐露したしぇーちゃんに対し、マミヤさんとパパの反応は……。
「休みな」って言うだけなら簡単だけど…
しぇーちゃんに寄り添った言葉をかけてくれる夫にも「言うのは簡単だけどさ……」と思ってしまうほど、悩み思い詰めていたマミヤさん。
しぇーちゃんにとって学校の何が苦手なのか、じっくり話を聞くことにしました。
なかなか減らしてくれない給食、運動会の練習、騒がしい支援級が苦手。学校で楽しいことは、鉄棒と玄関前のメダカに挨拶することだと教えてくれました。
しぇーちゃんにとって、学校がつらくなってしまうきっかけはたくさんあったのです。
悩み事があったとき、その原因を書き出すと頭の中が整理され、客観的に見ることができる場合も。しぇーちゃんが学校でつらいことをじっくりと聞き出し1つずつ書いていくことで、なんとなくつらい……」という状況から、原因が明確になりましたね。
自分のことをきちんと理解してマミヤさんに言葉にして伝えられるしぇーちゃん、素晴らしいですね。
監修/助産師 松田玲子