バセドウ病発症を気に肌への負担を見直し
若いころからスキンケアやコスメに興味があった私は、百貨店のコスメコーナーが大好きで、友人の口コミを聞いたり、雑誌を読んで評判が良さそうなものや流行っているものがあれば、次から次へと試していました。その当時は、乾燥肌で刺激に弱い自分の肌質や肌の状態を把握しないまま、ただただそのときの流行や、ブランド名に憧れて購入していたように思います。
30代になり、保湿成分の多いもの、敏感肌用のスキンケアアイテムやメイクアイテムを選ぶように変化していきました。しかし、劇的な変化はなく、ニキビ跡やシミなどの肌のコンプレックスを隠すように、素肌感やツヤ感はまったく感じられないおそらく厚塗りの、そんなメイクを繰り返す毎日でした。
メイクを落とすには、それなりのアイテムが必要で、メイクを落とした後の肌にもそれなりのスキンケアアイテムが必要でと、なんだか負のループ。1日中、肌に何かを塗り、負担をかけている状態でした。
40代になり、バセドウ病になった事を機に食事やスキンケアアイテム、ヘアケアアイテム、メイクアイテムを、一度自分なりに見直しをしてみることにしました。30代後半から毎年春になると肌がかぶれて赤くなり、かゆみがひどく皮膚科に通っていたこともその理由の一つでした。
せっけんで落とせるコスメにチェンジ!
まずは、クリームタイプのファンデーションをパウダータイプに変えてみました。それまでは肌の乾燥が気になり、メイクしている間も保湿効果を期待してクリームタイプを使用していましたが、パウダータイプに変えたところ、肌がとても軽く感じるのです! 肌の表面だけに軽くファンデーションが乗っているようなイメージです。そしてクリームタイプに感じていた油分のようなにおいも感じなくなりました。
一方、気になっていた肌の乾燥は、スキンケアアイテムにアルガンオイルを取り入れることで、肌質が少しずつ変化し、乾燥が気にならなくなっていったように思います。オイルを取り入れていなかったら、きっと今でも乾燥で粉をふいてしまって、パウダータイプのファンデーションの使用を諦めていたかもしれません。
乾燥が気にならなくなってから、春になるとかぶれて赤くなり、かゆかった肌が何事もなかったように、いつも通りの状態に! おそらく乾燥もその不調の原因の一つだったのではないかと思います。これも毎年悩んでいたのでうれしい変化です。
私が選んだこのパウダータイプのファンデーションの最大のポイントは、添加物が少なく、肌にやさしい天然の成分などで作られているため、メイクを落とす際に使うアイテムは、なんとせっけんのみということです! これを機に、ポイントメイクやマスカラ、口紅もすべてせっけんで落とせるものに変えました。
洗顔後は化粧水とオイルのみで肌が元気に!
今までのメイク落としは、まずはポイントメイクを落として、次にクレンジングでメイクを浮かせて流して、さらに洗顔フォームでお肌の汚れを落とすというものでした。それまでは当たり前だと思っていたけれど、刺激に弱い私の肌には負担がかかるフルコースでした。それが、せっけんだけでメイクが落とせるというなんとも信じられない話です。
初めは、本当にせっけんだけできれいに落ちるのかな? 汚れが残っていて肌が荒れたりしないかな? と不安でしたが、私の不安は杞憂(きゆう)でした!
せっけんのみでまったく問題ないどころか、若いころより素肌が元気で、潤っている感じさえします。乾燥もなく、以前より潤いがあるせいかツヤのある素肌で、吹き出物もできていません。メイクアイテムによるかぶれも、マスクかぶれもなく、毎年春の恒例トラブルもなし!
洗顔後に使用するスキンケアアイテムは、化粧水とオイルのみです。とってもシンプルですが、私の肌にはこれらのアイテムが合っていたようで、思い切って変えてみて大成功でした。久しぶりに昔からの友人に会ったときに、「肌きれいになった?」と言われ、「実はね!」と話が盛り上がりました。その後、友人も化粧水とオイルのみのスキンケアに変えたと連絡がありました。
まとめ
最初は、「本当にせっけんだけでファンデーションが落ちるのかな?」「化粧水の後は乳液や美容液をつけたほうがいいんじゃないのかな?」と不安だった私のスキンケアとメイクの大改造。
自分の肌に合う、シンプルなアイテムを選んだことで、私の肌は少しずつ生まれ変わり、大きなトラブルもなくなり、素肌が以前よりも元気になるといううれしい結果となりました。
商品に人気があったり、口コミがよかったりすると、使ってみたいなという気持ちは今でも少しはありますが、「自分の肌に合っているかどうか?」という本質的な部分にたどり着いた今、しばらくはこのスタイルで、さらに素肌を元気にしていこうと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:バニラ
独身。病気を機に自分の体を大切にしてあげることを痛感。食事内容に気を付け、運動する機会を増やすよう奮闘中!