夜間や休日、子どもが体調を崩したときに受診するべきか迷ったことはありませんか?そんなとき、私は「#8000」に電話をして相談していました。夜間、相談できる相手がいると思うだけで、とても心強いものですよ。
厚生労働省所管の事業
「#8000」は、「子ども医療電話相談事業」という厚生労働省所管の事業で、休日や夜間の急病やどのように対処すればいいのかわからないときに、専任の小児科医や看護師などの医療関係者がアドバイスしてくれる電話サービスです。
全国一律同じ番号で、受付時間はおおむね18:00~翌日8:00ごろ。地域によって差があるので、確認してみてくださいね。インターネットで「市町村名 #8000」で検索するのがおすすめです。
夜間に泣き方がおかしい!どうしよう?
私の子どもは、1歳半でもときどき夜泣きする子だったのですが、泣き方がおかしい日がありました。「夜間だし、どうしよう……」と思い、すぐに「#8000」に電話をして相談。すると、相談員さんが「中耳炎かもしれない」とアドバイスしてくれて、夜間診療をしている病院を教えてくれました。
その後、熱も出てきたので夜間病院に飛び込んでみると、やはり中耳炎! 耳のかなり奥の方が炎症を起こしていたのです。このときは本当に相談してよかったと思いました。
ネット検索で不安になったときにもおすすめ
ネット検索はとても便利ですが、症状を網羅するために、レアケースの重大な病気が併記されており、不安が増してもやもやしてしまうことも。
電話相談のいいところは、専門知識のある方に直接相談できることだと私は思っています。最後に判断するのは自分自身ですが、ネット上の文章では判断できないことも、話してみると納得したり、納得できなければ「受診しよう!」と決心できます。ひとりで悩むより、相談してみてほしいなと思います。
わが家では子どもが言葉を話せるようになってから、相談する頻度はぐっと減りました。それでも「相談できる」と知っているだけで心持ちが違いますよ。
著者:中浦明子
一児(女の子)の母。結婚を機に書店員を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は子どもと散歩、子どもと行けるカフェの開拓。
※参考:厚生労働省「子ども医療電話相談事業(#8000)について」〈 https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html 〉
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。