ミツ子ときちんと話をしようと、お互いが休みの日にファミリーレストランに誘いました。
私は知りたくないの……
意を決して、ミツ子に自分の思いを伝えることにしたマユさん。あまり自分から話をするタイプではないので、「珍しいね」とミツ子は意外そうにしながらも、私もちょうど話したいことがあるとニコニコ。
「ミツ子って色んな人の話を聞かせてくれるけど、私は聞いてて良い気分じゃないの」
とても緊張しましたが、マユさんにとって他人の色んな事情を聞くことは、いい気分がしないと伝えました。が、ミツ子には予想外の発言だったようで「えっ!?」と声をあげ、その表情はとても驚いた様子でした。
友だちが自分に楽しそうに何かを話してくれるのは、友人としてうれしいことですよね。だけど、話を聞いていると、自分がいい気がしなくなってしまう話を延々聞かされ続けるのは辛いですし、その話題を「いい気がしない」ということを相手に伝えるのも、なかなか難しいことです。
でも、主人公は勇気を出して一歩を踏み出しました。その思いが伝わるといいのですが。