人生の先輩方からの言葉
私は19歳で妊娠・入籍をし、20歳で出産・離婚を経験しています。20歳にしてシングルマザーになり、娘はまだ0歳でした。当時、私は資格をとるための訓練校に通っていました。
そこで出会った40~50代くらいの女性たちから、「再婚は考えていないの? 娘ちゃんが小さいうちのほうがいいでしょう」「新しいお父さん探さないの? ほら、ひとり親だったら娘さんがかわいそうだしね」と、事あるごとに言われ、私は苦笑いでかわす日々。
父親がいない娘はかわいそう?
当時の私は、元夫のDVが原因で離婚したばかりだったので、「結婚はもうこりごり」という気持ちもありましたし、「新しいお父さんよりも、まずは私と娘との生活をしっかりと立て直さなくちゃ」という思いがありました。女性たちに何度も「娘がかわいそう」と言われるのも、悲しかったです。
ですが、よくよく考えてみると、娘が幸せかどうかは、娘がある程度大きくなったときに、娘自身がどう感じるかまでわからないのです。そのことに気付いてからは、気持ちがラクになり、女性たちに何を言われようとも笑顔でかすことができるようになりました。
訓練校の女性たちは、私や娘を心配して声をかけてくれたのだと思いますが、当時の私からしたら、それは余計なお世話に感じてしまいましたし、「娘がかわいそう」と言われるたびに傷つきました。しかし、「娘が幸せかどうかは娘自身が決めること」ということに気付いてからは、傷つくことはなくなりました。
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イラスト/ななぎ
著者:吉川 みきな
14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。