予想外のタイミングで生理が…
生理周期が不規則な私は、生理中でなくても常にナプキンを持ち歩いています。この日、ひとりで買い物をしていた私は、ファッションビルのトイレで生理がきていることに気がつきました。
いつもはナプキンを持ち歩くようにしているのですが、このときはつい3日ほど前に生理が終わったばかりだったため「そんなにすぐ生理にならないだろう」と、生理用品を持っておらず……。
しかし幸いにも、繁華街で買い物をしていたため、ドラッグストアやコンビニが近くにありました。すぐに買いに行こうとしたのですが、そのときの私は経血量が結構多く、ナプキンをつけず経血漏れをした状態でお店まで歩くことに不安を感じました。
あるアイデアを思い出して
トイレの個室に入ったまま「どうしよう……急いで行けばなんとかなるか?」と考えていたとき、ふとある記憶がよみがえったのです。
それは、高校生のとき保健室の先生から教わったことでした。「ナプキンを持っていないときに生理になってもトイレットペーパーで即席ナプキンを作ることができるので、それをショーツに当てて保健室にきてくださいね」と教えてもらったことがあったのです。
「この方法なら少しの時間耐えられるかも!」と、私はトイレットペーパーを折り重ねてショーツに巻きつけ、簡易的なナプキンを作りました。
実際に装着してみると、ナプキンなしの状態より確実に安心感があり、少しの時間であれば経血を吸収してくれそうでした。
無事にナプキンを購入
トイレットペーパーで作った即席のナプキンをつけた私は、急いでファッションビルを出て、一番近くのドラッグストアを目指すことに。
急ぎ足で歩いていると、途中でドロッと血が出る感覚がしてヒヤッとしましたが、「なんとか持ちこたえてくれ~」という思いでした。すぐ近くにドラッグストアがあったため、そこでナプキンを購入し、交換するためにトイレで確認すると、トイレットペーパーで作った即席のナプキンはきちんと経血を吸収しているようでした。
そして、購入したナプキンに付け替えて、なんとか経血漏れを食い止めることができました。
このときは、トイレットペーパーで作った即席ナプキンの応急処置がうまくいきましたが、とてもヒヤッとしたので、今後は生理が終わったばかりでもナプキンを持ち歩こうと思っています。
ナプキンを持っていなかったばかりに、不安な思いをする羽目になりました。高校時代に即席ナプキンのアイデアを教えてくれた保健室の先生に感謝しています。今では、いつでもバッグのポケットにナプキンを入れて、突然の生理に備えています。
※この記事は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/ごとうゆき
イラスト/おんたま
監修/助産師 松田玲子
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