「理想の人リスト」とは?
「理想の人リスト」とは、その名の通り、結婚相手の条件を書き出すリストのことです。どんな人にも本気で望めば出会えるパワーがあるもの。けれど自分がどんな人と結婚したいのかがわかっていないと、あーでもないこーでもないと悩み、婚活は長引きます。
リストを作成し、望みを具体化すれば自然と相手を見極める力が身についてきますから、タイパの良い婚活ができるようになります。
また理想の相手をのびのびと書き、その人との結婚生活を考えることで「私なんか…」と自己否定的な考えに陥らなくて済む、というメリットもあります。マインドを整えつつ、結婚相手のイメージを明確にしていくのが「理想の人リスト」作りの目的です。
「理想の人リスト」の作り方
紙とペンを用意し、紙の真ん中に線を引きます。そして左側に「理想の条件……こんな人だったら」右側に「そのときの私の感情……私はきっとこんな感情になる」を書きます。私自身は60行くらい書きましたが、たくさん書いても書かなくてもOK。理想の人と結婚することがかなえられる、とイメージすることが重要ですから、「感情」は必ず書いてください。
【例】
理想の条件 | そのときの私の感情 |
仕事の休みが一緒 | 休日を一緒に過ごせてうれしい |
同年代で話が合う | 昭和トークで盛り上がって楽しい |
料理をするのが好き | 食事作りを分担できて安心 |
「理想の人リスト」を作るときのコツ
妥協はしないですべての望みを書く
リストは自分しか見ないので遠慮は無用。望むことは正直に全部書くようにしてください。ただ書いてみるとわかるのですが、自分の望みを100%把握することは難しく、最初から完璧なリストを作ることはできません。書いた後いくらでも変更して構わないし、足りなければどんどん条件を加えましょう。
現実的な内容から書く
結婚とは生活です。いきなり出会いたい相手について書くよりも、2人でどんな結婚生活を送りたいかということを考えていくと現実的なリストになっていきます。休日を一緒に過ごしたいと考えているなら「仕事の休みが同じ人」、生活レベルを下げたくないのであれば「年収は〇万円くらい」など。今自分がどんな人生を望んでいるのか、改めて考えてみましょう。
否定形で書かない
結婚生活をイメージするうえで、リストでは「自分がどう感じるか」が重要です。そのためにも否定形で書かないようにしてください。「威圧的でない人」と書くと、頭には「威圧的」という言葉が入り、マイナスなイメージが湧いてしまうこともあります。この場合は「物腰がやわらかい人」とするなど、肯定的な言葉に言い換えると◎。
周囲の男性の「良いところ」も参考にする
リスト作りに迷った場合、同僚や知り合いの男性、家族の良いところも参考にしてみましょう。これはリスト作りのためだけでなく、相手の長所に気付く練習にもなります。
人間には、脳の仕組みとして他人のダメなところに気付きやすいという特徴があるのですが、これが婚活の場にも出てくると相手のダメ出しばかりになりがち。良いところに気付く癖づけができるようになると、出会う男性がどんどん理想に近づいていくという現象が起こってきますよ。
リストを読み上げ録音したものを3週間聞く
理想の人のイメージを固め、自分の心を「成婚マインド」に持っていくためには、作成したリストを左から右に1行ずつ読み上げて録音し、毎日繰り返し聞くことをおすすめします。だいたい3週間くらいすると、「私には幸せな結婚生活を送る未来が待っている」と強く感じられるようになってくるんです。
イメージがしっかりしてくると、理想の相手に気付きやすくなりますから本命とつながる確率もアップ。出会いも楽しめるようになり、結婚への良い流れがやってきます。
まとめ
「理想の人リスト」を試しに書いてみると、自分の中に遠慮があり、年収や身長についてはペンが止まってしまいました。誰にも見せないリストのはずなのに……! 自分の殻を打ち破って正直になることも婚活には必要です。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
<著書>
『結局、理想を下げない女(ひと)が選ばれる』伊藤友美/著 フォレスト出版 1,650円
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!
取材・文/中澤夕美恵
出版社、編集プロダクションを経てフリーになって約20年。スポーツジム通いに目覚め、せっせと運動に励むものの1年で1kgしか減量しておらず、ズッコケる。いつか痩せると信じて今日もジムへ…。