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「胃腸が重い…」若いころのままの食事ではダメ! アラフィフが挑んだ食事改善法【体験談】

実年齢はアラフィフですが、気持ちは永遠の30代なので、揚げ物が好きという食の好みや生活スタイルは若いころと変わらないまま。でも体は正直なようで、40代半ばくらいから油物などを食べ過ぎると食後から翌日にかけてどうも胃腸が重く感じ、気持ち悪さが残るように。食べたいのに食べられないというもどかしさと闘うようになってきました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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天ぷらを食べ過ぎたあとに襲ってきた体の異変!

今でもから揚げ、天ぷら、ハンバーグなどは大好きで、食の好みは若いころから変わっていません。油っこい物や、肉々しい物を食べる頻度は減ったものの、やっぱり好きなのでたまには食べたくなります。自宅では調整できますが、外食をするときには食べ過ぎたかな?と思う量を食べてしまうこともあります。

 

あるとき、和食屋さんで天ぷら定食を注文したら、想像以上にてんこ盛りの天ぷらが……。残すのも悪いと思って完食したら、家に帰ってから体に異変が現れました。二日酔いのような気持ち悪さと、おなかがず~んと重い感じがして、歩くと響くのです。激痛とかではないので、1日ほど様子を見ていたのですが、良くなる気配がないので内科を受診することにしました。

 

すると食べ過ぎによる胃もたれのようで、胃は年齢の影響を大きく受ける臓器のようなのです。加齢により胃粘液量が減ってくるために、いろいろな刺激を受けやすくなるそうです。そして胃の運動機能も低下してきて、消化活動が停滞し、食べ物が胃の中に長時間残り、胃の不快感をもたらすそうです。加齢により体は変化してきているのに、昔のままの食生活をしていたために起きた症状でした。

 

欲を満たす食事から、体のための食事へ

食事制限しているイメージ

 

天ぷら食べ過ぎ事件のあとも、ギョーザとビール、肉汁たっぷりのハンバーグなどを食べると、ちょいちょい胃の不快感が現れるようになりました。食事に関してはアレルギー食材に注意しているくらいで、他は気にせず何でも食べていて、特にビールとギョーザの組み合わせなんて最高で、10個くらいはペロっと食べていました。でも今は、大好きなギョーザも半分くらいにしておかないと後悔することになります。

 

昔みたいに好きな物を満足いくまで食べることができなくなってきたのだと思うと、何だかとっても切ない気持ちになってしまいました。とうとうこの年代が来てしまった!というのが正直な感想です。でも、何事も発想の転換!とポジティブに考えることをモットーにしているので、あれも食べられない。これも我慢……。ではなく、これを機に食欲を満たすためだけの食事ではなく、体の仕組みを勉強して、体のための食事を心がけていこうと思いました。

 

 

バランスの取れた献立作りのルーティン化

食事内容に気を付けているイメージ

 

医師の話では、加齢で運動量が低下すると筋肉量が減って基礎代謝もダウン。胃液など消化に必要なものの分泌も減ってくるため、消化自体の力も下がってしまうらしいのです。

 

そこで運動量の低下を防ぐため、まずは日常に散歩や軽い体操などを取り入れることにしました。そして朝食を抜いていましたが、これは専門外来の医師によると、胃が空っぽの時間が長くなることでかえって胃が荒れる原因になり、胃の負担になるそうです。これを改善するために軽く朝食を食べることにし、あとは食事内容を見直してみました。

 

消化の負担になる脂質の多い肉、揚げ物、たこやいかなどの魚介を食べ過ぎないことと、胃や十二指腸を守る栄養素・ビタミンA(にんじん、ほうれん草、レバーなど)、ビタミンC(ブロッコリー、柿、いちごなど)、ビタミンU(キャベツ、パセリ、レタスなど)を意識して組み合わせた献立作りに挑戦してみました。

 

最初は献立を考えるのに時間がかかって苦痛でしたが、献立帳を作って記録していくと食事の実績表になり、見直すことができたので胃もたれすることも減ってきたようです。

 

まとめ

いくら気持ちは30代のままでも、現実にはアラフィフであり、体はついて来てくれないのだとわかりました。若いころのように好きな物を好きなだけ食べることはできませんが、これからは食欲を満たすために食事をするのではなく、健康のために食事をしていきたいです。

 

今回、献立帳を作って記録しするようにしたことで、少しお肉が続いたときや油脂の多いメニューが続いたときなど振り返えってチェックする習慣ができました。これを機に、日常の食事にもっと関心を持ち、バランスの良さや、量より質に心がけつつ、食べることを楽しんでいきたいです。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/サトウユカ

 

 

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著者:hikky

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