大学受験の前に
大学受験で1年間浪人していた私は、初めてのことにとにかく緊張してしまうタイプです。センター試験(現在は大学入学共通テスト)は1回しか受けたことがないのですが、その1カ月前には緊張やストレスで、何度も腹痛に襲われていました。
そしてあるとき、受験のストレスが生理周期にも影響し始めたのです。私の生理周期は30日で、いつもぴったり30日で生理がくるのですが、このときは予定日になっても生理がきませんでした。結局生理がきたのは、37日後でいつもより1週間も生理がずれてしまったのです。
これまで生理について悩みがなかった私は、大幅な生理周期のずれに驚きを隠せませんでした。
生理の悩みがストレスで…
さらに、異変があったのは生理周期だけではありません。普段の生理では、生理初日と2日目は比較的経血量が多いのですが、このときは生理初日から経血量が極端に少なかったのです。
あまりにも経血量が少なかっため、母に相談すると「受験前はストレスや不安があるし、それが生理周期に影響することもある」「ストレスで生理周期がずれても病気じゃないし、3日で生理が終わっても問題ないんだよ」と言われました。
母に問題ないと言われて少しホッとしましたが、ただでさえ試験前であることがストレスだった私にとって、生理周期のずれや経血量の少なさは余計にストレスで……。
塾の先生に相談すると
そんなある日、通っていた塾で講師をしている仲のいい大学生の女の先生に、大学受験のストレスで生理周期がズレていることや経血量が少ないことを相談しました。
すると先生はやさしく「私も受験生だったころは試験日が近づくと、生理周期がズレたり生理がすぐに終わってしまったりしていたよ」と教えてくれたのです。自分と同じ状況の人がいることを知るだけでも、心が少し落ち着きました。
それから先生には、勉強だけでなく体の悩みも相談するように。ひとりで抱え込んでストレスになっていたため、身近な人に相談することができて本当によかったです。
ストレスでおなかが痛くなったり、生理周期がズレたり、大変なことがたくさんあった大学受験。受験が終わると、生理周期や経血量は元に戻ったので安心しました。
当時は生理に対する知識があまりなかったのですが、この出来事が生理の知識を増やすきっかけにありました。今後、生理について悩みが出てきたときには、病院の先生への相談も考えたいと思っています。
著者/ハラセライ
イラスト/赤身まぐろ
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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