子どもの風邪がうつり喉の痛みが出現
もうすぐ春休みという時期に、子どもが体調を崩しました。最初は頭痛、そして熱と鼻水。あらゆる検査をしましたが、新型コロナウイルスやそのときはやっていた溶連菌、アデノウイルスのどれも検出されなかったので、風邪ということで薬を処方してもらいました。
しかし、薬を飲んでも子どもの症状はなかなか治まらず、約1週間看病の日々。ようやく症状が治まり、明日から学校に行ってくれる!と喜んでいた矢先、今度は私に喉の痛みが表れました。
熱は微熱程度で動けたこともあり、今までの体験からこのくらいの喉の痛みならうがいでなんとかなるだろうと自己診断。食事をした後、寝起き、外出後にうがい薬でのうがいを徹底しました。さらに少しイガイガする場合はのど飴をなめるようにして、せきも出ないからすぐ治るだろうと安易な気持ちで過ごしていました。
市販薬で乗り切ろうとした結果
うがいとのど飴でなんとか治そうとして2日が経過しましたが、ついに声に出なくなったので市販の風邪薬を飲むことにしました。私の感覚だと、市販薬を飲むと1日で徐々に改善していく予定でした。しかし今回は悪化し続け、ついに声が出なくなりました。
さらに食事をするたびに喉だけではなく耳にも激痛が走りました。唾を飲み込むだけで耳が痛くなるので、就寝前に無意識で唾を飲み込んでしまうと、眠いのに痛みで眠れなくなってしまいました。
ようやく喉の痛みを感じるようになってから1週間後に耳鼻科へ行くことにしました。耳鼻科の医師は私の喉を見てひと言。「喉が大火事になっていますね」。私が「ひどいってことですか?」と聞くと「喉に膿がたまっていて、入院すれば早く治るので入院しましょう」と言われ、頭がパニックになりました。
医師から喉も老化していると諭される
どうしても入院しないと治らないかを医師に聞いたところ、「処方薬では治ったとして症状の改善に時間がかかったり、場合によってはさらに悪化させる可能性もあります」とのことだったので、入院はせずに治すことにしました。
以前は市販薬で治ったのになぁとぼやくと、医師から「昨年の1月にも同じ症状で来ていますよ。以前よりもむせたりすることありませんか? 喉も老化しているので、悪化する前に病院へ来てください。市販薬と処方薬では効き目でまったく違いますから」と釘を刺されてしまいました。
喉の老化という言葉を初めて聞いたので衝撃的だったのと同時に、自分が昨年度も同じ症状で来院していたことを忘れていた記憶力低下に対してもショックを隠し切れないまま、病院を去りました。結局、咽頭痛が出始めてから完治までに3週間かかりました。
まとめ
今回の経験と医師の言葉を通して、体の見えない部分も老化に向かっていることを痛感。「これまでと同じような症状だからこうしよう」という自己判断は通用しないということを学びました。
早めの処置で早く治る可能性があるのは、どの年齢でも当てはまります。それに加えて、加齢を意識して、いつまでもこれまでの自分を思い出すのではなく、今の自分の症状に向き合って判断していこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
【高島先生からのアドバイス】
うがいは喉に病原細菌が付くのを予防する重要な効果があります。うがいのタイミングは起床時、食間、就寝前、外出後などが最適です。ただし、うがいをし過ぎると、本来口の中にいてほしい菌である常在菌までも洗い流してしまい、口の中の菌のバランスが崩れてしまうこともあります。1日10回以上など、うがいのし過ぎには注意しましょう。
また市販薬を服用するタイミングですが、症状が出たらあまり我慢せず早めの服用を心がけると良いでしょう。
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