私はかれこれ3年半、飲みに行ってません!
夫は時々言います。「最近、全然飲みに行っていない」と。夫はこの数年間、仕事と育児に追われて息抜きができずにいるのを私は知っています。だから、たまに飲みに行く程度のことに文句は言いたくありません。
しかし、ふと気がついて悲しくなったことがあるのです。それは「私なんて、長男を妊娠してから、3年半も人と外食していないぞ!? 夫の転勤で、友だちにも実家の家族にもすぐに会えない地域に住んでいるし……」ということです。
このときから、「私も少しはぜいたくしてもいいのでは?」と思うように。
いつも我慢しているものを購入することに
ぜいたくと言っても、節約中の今はできることが限られています。そこでスーパーに行き、家族に必要な食材の他に、私だけのお菓子や飲み物を買いこむことにしました。いつもは我慢している、大好きなクッキー。カフェで飲むような、ちょっと値段の高いドリンク。
夫はその晩、気心の知れた同僚と楽しくお酒を飲んでくるのです。私だって、夜にひとりでおいしい思いをしてもいいはず! と信じながら、レジに向かいました。
翌朝、見慣れない嗜好品のパッケージを見つけた夫。「そんなの買ったんだ」と、少し驚いていました。私は、「よく考えたら私、4年近く飲みに行ってないからさ~。このくらいいいでしょ?」と冗談っぽく嫌みを言ってから、朝食の準備を始めることに。
「別にいいけど……」と苦笑する声が後ろから聞こえました。それ以来、家計を圧迫しない程度に時々プチぜいたくをして、育児中の良いリフレッシュになっています。
著者:おかもとえみ/30代女性・主婦。2歳男児、1歳女児のママ。接客業や事務職、広告制作会社を経て現在は主婦ライター。ずぼらでマイペースな子ども好き。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています