いつもは自分の意見を言わないマユさんの珍しい発言に驚いていたミツ子でしたが、「勘違いしてない?他人の陰口はみんなするのが普通」と一蹴。さらにマユさんの話を遮って、別の人の話をしようとしてくるのです。
私の話は聞いてもくれないの?
マユさんが他人の陰口に興味を示さないのは、聞いていて気分がよくないという理由からですが、マユさんの反応が薄いのは話題が物足りないのかと受け取ったようで、ミツ子は目をらんらんと輝かせてとっておきの話を始めようとします。
「M島さんって、3人目の妊娠をインスタで自慢してたけど」
「今の旦那さんの子どもじゃないって噂になってて!w」
陰口を聞きたくないマユさんと、次々と暴露話をしようとするミツ子。話の論点がどうにも噛み合いません。マユさんの話を最後まで聞かないミツ子とは、これ以上話し合いを続けるのは困難なようですが……。
同じ地域に住み、学生時代からの友だちで、子どもの年齢も同じ。共通項がいっぱいあったとしても、お互いの価値観が違うのはごく当然のこと。でも、その異なる価値観を認め合う関係性が心地よい付き合いには必要です。勇気を出して自分の思いを打ち明けても伝わらないと、目の前にいるはずの相手との心の距離は遠く、孤独に感じてしまいますね。