私の娘は、生後4カ月ごろから指しゃぶりを始めました。周りから「歯並びが悪くなるよ!」と注意を受けるものの、なかなかやめさせられなくて困った経験があります。今回は、そんな娘の指しゃぶりに関する体験談をお話します。
始まりは口に手を入れる遊びから
娘の指しゃぶりは生後4カ月ごろ、自分の手を口に入れる遊びから始まりました。最初はかわいいな~と思って見ていましたが、だんだんと左手の親指を吸うようになったのです。
指しゃぶりを始めたおかげで、今までよりもすっと寝てくれるようになり、楽だな~と楽観的でした。ところが、姉から「歯並びが悪くなるから、指しゃぶりをやめさせておしゃぶりにしたら?」と言われ、歯並びへの影響を意識し始めました。
左親指は口、右手は人肌が好き?
指しゃぶりを始めてから、気付いたときに指をはずしたり、ミトンを付けたりしましたが、まったく直りませんでした。
そこで保健師さんに相談したところ、「それがお子さんにとって、落ち着く方法なので、無理やりやめさせなくてもいい」とのことでした。その言葉を聞いてからは、やめさせようとするのはやめて見守ることにしました。
幼稚園入園がきっかけで終了
指しゃぶりを始めてからときは経ち、そのまま3歳に。そのころには日中の指しゃぶりはおさまり、眠くなってきたときだけ親指をくわえるようになりました。
「もう指チュッチュはやめようね」と声かけはしていましたが、4歳になっても直らず。そして、4歳半で幼稚園に入園すると、疲れて眠れるようになったのか、自然と指しゃぶりをすることはなくなりました。約4年間も続いたのに、今のところ歯並びは悪くありません。
指しゃぶりは見ていてほほえましい光景でもありますが、歯並びへの影響が心配ですよね。わが家の娘は現在、歯並びに影響はなさそうですが、これから歯が生え変わる時期に、歯並びが悪くなるのではないかと少し心配ではあります。同じように指しゃぶりや歯並びに心配を持つママは、歯科や小児科で相談してみるといいかもしれません。(TEXT:山野美由紀)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。