体内で見つかった謎の白玉の正体とは?
医師から「予定通りに退院できそうです」と言われてから一夜明けた、入院4日目。医師には「今日からご飯(白米)が出ます」と言われていたのに、なぜか朝食に出されたのは全粥で、わみださんの中で「熱があったから全粥に変更になったのかな?」と疑問が残ります。そんな中、腕を動かすと点滴針がチクッと痛むせいで大好きな編み物ができず、ちょっぴりイライラしてしまうわみださん。それを看護師さんに相談したところ、次の点滴の時間まで針を抜いてもらえることになって……。
※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
看護師さんに点滴針を取ってもらったわみださんは、手術後初となるシャワーを浴び、スッキリした気分で昼食が運ばれてくるのを待ちます。すると、入院4日目の昼食に出されたのは……朝食に引き続き、またしても全粥でした。「主治医の先生は今日から白米になるって言ってたのに、朝食も昼食も全粥なのはどうしてだろう?」と、わみださんの中で再び疑問が浮かびます。
その後、退院前の診察を受けたところ、経過はまったく問題ないとのこと。医師に「グロいの平気?」と聞かれ、手術中の体内の写真を見せてもらうと……わみださんいわく、チョコレート嚢胞は、ブッラータチーズの中からチョコが溶け出したような姿をしていたそうです。と、ここで医師の口から衝撃の事実が。なんと、手術時にたまたま別の病変が見つかったらしく、ついでに切除して検査に回したと言うのです! このときは「ガンですか!?」と心底焦ったわみださんですが、後日、検査で良性と判明したそうでよかったです。
診察がひと通り終わり、医師に「本当は今日から白米になるって聞いてたのにまだ全粥だから、体調がまだきちんと回復できていないのかもって」と疑問をぶつけるわみださん。このように、疑問が解消されずに不安が少しでも残っているときには、退院後はすぐに質問できる環境ではなくなってしまうので、入院期間中に医師や看護師さんに尋ねておくのがいいかもしれませんね。
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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