医師の提案にある心配が
手術をする意思を固め、検査日程も組んでいたものの、ちょうどそのころ新型コロナウイルスの感染拡大が始まっていました。
「こんな状況で手術はできるのだろうか……」と不安になったサヤカワさんは担当医に相談。手術日を延期することなったのですが、大きな筋腫を抱える中、自分の体力が延期した手術日までもつのがも不安で……。
※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。
※実際にはマスクをしている場面も、イラストでは省略しています。
更年期先取りって……。ほんと、こんなうれしくない先取りはないです。
◇ ◇ ◇
担当医が提案したのは「レルミナ作戦!」 レルミナとは子宮筋腫の治療薬。この薬を使うことによって、少しでも症状を抑えられる可能性があること、また子宮筋腫を小さくすることができれば、開腹手術ではなく、腹腔鏡手術ができるかもしれないということを説明されました。
ただ、副作用として「更年期症状」があり、さやかわさんはその点も心配だったようですが、「もし副作用で更年期症状が出ても、一足早く更年期を体験するみたいな感じなので、心配しないで!」と主治医。いや、ほんとそんな先取り、経験したくない……かも?
医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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