入院で少し休めると思ったものの…
次女の妊娠中、里帰り出産のために妊娠32週で地元の病院を受診したときのことです。それまでの病院では切迫早産について指摘されたことがなかったため、今回の診察も何事もないだろうと思っていました。
診察が始まると、先生から「子宮頚管長が1.7cmしかない。即入院」と言われ、そのまま病室へ。そしてあっという間に点滴が開始され、入院となってしまったのです。
当時、夫がうつで失業したため、私は副業を増やしており、長女の育児と仕事で疲労が蓄積。私は入院となったことで「これで少し休める」と安堵しました。
しかし、入院してみると、トイレとシャワー以外は横になっていなければならず、自宅と違って制限されることも多かったため、予想以上にしんどいものでした。
不自由な入院生活であってよかったもの
私が入院中につらいと感じたことや、これがあってよかった!と感じたものを挙げていきます。
タブレット端末
寝ていることしかできず、とにかく暇だったので、iPadを持ち込み、無料で漫画を読めるアプリをダウンロード。子育てが始まるとなかなか自分の時間が作れないので、漫画を読む時間ができてよかったです!
夏もののパジャマ
張り止めの点滴の影響で体が火照り、冬なのに冷房がないと暑くて寝ることもできませんでした。冬場でも夏もののパジャマを持っていたので助かりました。
汗拭きシート
私の場合、シャワーは2日に1日と指示されました。汗だくになり、常に体が不快な状態だったので汗拭きシートが欠かせませんでした。
医療保険
入院費は公的医療保険の高額療養費制度を使っても保険適用外の費用が多く、結構な金額に……。幸い、加入していた女性向け特約付きの医療保険で全額戻ってきました。保険に入っておいて本当によかったと感じました。
その後、1カ月ほど入院し、妊娠40週で次女を出産。大変だった入院生活でしたが、たっぷりあった暇な時間は、2人の子育てに追われる今となってはとても貴重な時間だったなと感じます。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師 松田玲子
イラスト/森田家
著者:南星 花
3歳と1歳の姉妹と、発達障害の夫、13歳の猫と暮らす。妊娠中に夫の失業、切迫早産、胎児発育不全など、さまざまなトラブルを体験。IT業界で働くワーキングマザー。