こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。2016年がスタートしました。年始は家族や親戚が集まって、賑やかに過ごされる方も多いと思います。今日は、そんな年始の食事に欠かせない「おもち」についてお話ししますね。
おもちは何歳から食べられるの?
お正月のお雑煮の中の主役のおもちですが、何歳頃から食べられるでしょう?何歳からOK!と、明確にいうことはできません。それは、その子その子によって成長が違うから。それでも、目安にするといいのは3歳を過ぎた頃。少し硬いものもしっかりカミカミして食べられるようになってからが安心ですね。食べにくいものを丸のみしてしまう子は、のどに引っ掛けると危険ですのでおもちは控えた方がいいかもしれません。
どうして3歳以降なの?
子どもの口の中の発達はまだ未熟です。大人がカンタンに引きちぎれるものも、子どもは引きちぎれないことがあります。引きちぎれないまま飲み込むと、のどに引っ掛けてしまうことも。ですので、おもちはあまり年齢の低い時は食べないほうが安全なのです。
おもちを食べる時の4つの注意点
3歳を過ぎていても、子どもがおもちを食べるときに気をつけたほうがいいことをまとめました。
小さく切る
子どもは白玉だんごでものどに詰まらせることがあります。白玉だんごの1/4くらいの大きさを目安に食べてみましょう。
水分と一緒に食べる
口の中が渇いていると、おもちが口の中に引っ付いてしまいます。まずは水分を口に含んでから食べるようにするといいですね。また、お雑煮は汁の中に入っているので、おもちを食べやすくしてくれますね。
よく噛むことを教える
「よく噛もうね」と声をかけながら食べさせましょう。よく噛んむと、おもちも飲み込みやすくなります。
大人がそばで見守る
食べ始めから食べ終わりまで、必ず大人がそばにいて見守りましょう。目を離さないようにしてくださいね。
おもちは、焦って食べさせるものではありません。もし、ママが不安に感じているなら「まだ食べさせない」という選択肢もあります。ご自分のお子さんの成長をみて、判断していただければと思います。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。