いつもの店で集合!
私たち夫婦には、何年も前から定期的に利用しているお気に入りのお店があります。
夫とディナーをする約束をしていたある日、夫から「いつものお店を予約したからお店の前に集合ね!」と言われた私。
「いつものお店」という言葉を聞いて、「よく2人で行く落ち着いた雰囲気のあそこね!」と理解した私は、そのまま約束の時間にお店へ。
しかし、約束の時間になっても夫は現れません。「まだ着かないの?」と夫へメッセージを送ると「もう着くから先に入っておいて」とのこと。
夫に言われた通り、私は店に入って、店員さんに予約していることを伝えました。しかし、なぜか店員さんからは「予約は入っていない」と言われてしまったのです!
夫がいない!なぜ?
私はすぐに夫に電話をしました。すると「俺も店に着いたけど……どこにいるの?」と言うのです。しかし、周囲を見回しても夫の姿はありません。
「もうお店の前にいるよ。お店の人に聞いても予約されていないって言われたけど、どういうこと?」と夫に予約をしたお店の名前を確認してみると、夫の口から飛び出したのは、なんと私がいるのとは違うお店の名前で……。
実は、私たち夫婦にはもう一つお気に入りのお店がありました。そこは、気軽に食事ができる雰囲気が特徴のお店です。私たち夫婦はそのお店もとても気に入っていたので、最近はそこに行く頻度が高かったのです。
“いつもの店”と聞いて、私は昔から利用しているお店を想像していましたが、夫が考えていた”いつもの店”は近ごろ頻繁に利用しているお店のことでした。思わぬところですれ違っていて、お互いにとてもびっくりしました。
確認することの大切さ
私は、夫が予約していたお店に急いで向かうことに。そして、なんとか無事に食事を楽しむことができました。私と夫の認識している“いつもの店”は違う場所だったにもかかわらず、お互いが“いつもの店”で伝わるだろうと思っていたばかりに、行き違いに……。
店で食事を楽しみながら、私たちは「ちゃんと会話するって大切だね」と話しました。
夫にとっての”いつもの店”と、私にとっての”いつもの店”が違っていたことですれ違ってしまった今回のお話。無事に食事ができたので笑い話になりましたが、もし食事ができていなければ喧嘩になっていたかもしれません。
相手も理解しているだろうと思い込まず、しっかりと確認し合うことは大事だなと感じました。
著者:やん子/30代女性・不妊治療を経て2児のママに。夫が激務であり実家も遠方のためほぼワンオペだが楽しい毎日。自身の過去の恋愛や体験、結婚生活をもとに執筆している。
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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