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母乳にいい食事とは?授乳中の食事は何をどう食べたらいいの?

この記事では、管理栄養士の富田さんが授乳中の食事について解説しています。授乳中も主食、主菜、副菜をバランスよく食べることが大切とのこと。たんぱく質、ビタミン、鉄をとること、脂質はちょっと控えめにすること、たっぷり水分を補給することを意識できるといいですね。

授乳中の食事のイメージ

 

授乳中の食事は、母乳を飲む赤ちゃんのためにも、また、ママの体を出産前のように回復するためにも、とても大切です。ママが食べるものは、赤ちゃんの栄養にも関わります。体を回復しながら、母乳の質と量をキープするためには、何をどう食べたらいいのでしょうか。今回は、授乳中の食事についてご紹介します。

 

たんぱく質、ビタミン、鉄をとること

授乳中だからといって、何か特別なものを食べる必要はありません。妊娠中と同じように、主食、主菜、副菜をバランスよく食べること。

 

とくに肉や魚、大豆製品などの良質なたんぱく質が含まれているものを食べたり、ビタミンや鉄分の多い緑黄色野菜などを食べることで、ママの体力を回復しながら、母乳もしっかり作り出すことができます。

 

脂質はちょっと控えめに

授乳中に脂肪の多い食品をとりすぎると、乳管が詰まって母乳が出にくくなることがあります。生クリームがたっぷり含まれている高脂肪のお菓子ばかりを食べたり、揚げ物のように脂質の多い料理を食べ続けることは、できるだけ避けましょう。

 

脂肪分が少ない食品でたんぱく質がしっかりとれるもの、たとえば白身魚や鶏のささみ、また大豆の加工食品などを選びましょう。

 

たっぷり水分を補給すること

授乳中は、母乳をつくるために、ママの体から急激に水分がとられるため、のどが渇きます。まずは授乳で失われる水分を、しっかりと補給すること。できれば水やお茶のように、糖分が入っていないものを飲みましょう。また便がかたくなるようなら、海藻やきのこのように食物繊維の多い食品をあわせてとりましょう。

 

 

増えた体重が気になり、ダイエットを考えている人もいるかもしれませんが、ダイエットは授乳期間が終わってから。とくに授乳中にエネルギーの源になっている主食を減らすのは絶対にやめましょう。


管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。

 

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