その後も何度も言い合いに発展する度に揉めたものの、結局加奈子が折れて離婚は撤回することに。加奈子の口から直接「離婚は諦める」という言葉を聞くと、夫はホッとしたのか、以前宣言していた「主夫になる」ということを撤回。
さらに、「家事は俺も手伝う」などと言っていた夫でしたが、すべて加奈子に任せっきりにするのでした。
そんな夫に反論することを止めた加奈子。ある日の夜、布団に入ると、スマホで何かを調べていたのでした。
息子の部屋に行って声を掛けると、ドアがカチャッと開いて…?
翌朝、朝食を食べに来ない息子のことが
心配になった加奈子は、息子の部屋に向かいます。
ドアをノックし、名前を呼びかけると
心配した表情で話しかける加奈子。
「昨日の給食から何も食べていないでしょう……?
リビングで食べるのがつらいなら……」
そう言いかけると、
息子の部屋のドアが開きました。
「お母さんに伝えなきゃいけないことがある」
息子は突然加奈子に向かって、
そう言ってきたのでした。
◇ ◇ ◇
両親の離婚騒動の件でメンタル的に不安定になってしまい、部屋に閉じこもっていた息子。加奈子も心配していましたが、ひとまずドアを開けてくれてよかったです。しかし、突然息子から「伝えなきゃいけないことがある」と言われるなんて驚きですよね。加奈子も息子の言葉に驚いた表情をしていますが、なんとなくいい話ではないという予感がしてしまいました……。