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「ママ!出ているよ?」入浴中に子どもがびっくり→性教育をおこなうと?

経血漏れの不安や生理痛など、毎月心身を削られてしまう生理。私がこれまでに経験した数々の生理トラブルと、先日、子どもとのやりとりで感じたことをお話しします。

「ママ!出ているよ?」入浴中に子どもがびっくり→性教育をおこなうと?

 

慌てた初潮

私の初潮は中学1年生のとき。楽器を習っていて、アンサンブルの発表会会場で始まりました。いつ始まるかわからない初潮がこんな大事なときに始まるなんて思いもせず、ショーツに付着した血液を見て愕然としたのを覚えています。

 

幸い本番前だったので、友人に協力を依頼して母に連絡を取り、ショーツとナプキンを急いで持ってきてもらい、事なきを得ました。

 

その日の晩ごはんはお赤飯! 家族みんなに知られてしまって恥ずかしい気持ちとお祝いされてうれしい気持ちとが入り混じった複雑な感情になりました。

 

これが私の生理との長い闘いの始まりでした。

 

彼氏の車に経血がべっとり…

私は生理痛がひどく、経血量も多いほうだと思います。生理が始まる数日前からおなかの鈍痛が始まり、生理初日から数日間は痛み止めを飲まなければ動くこともできないほどです。

 

経血量が多いせいで悩んだこともあり、特に生理2日目は日中も夜用ナプキンをしていたうえに、何度もナプキンを取り替えることもありました。

 

当時、大学生だった私は生理2日目、付き合っていた彼氏の愛車の助手席シートにべったりと経血を付けてしまい、恥ずかしさと申し訳なさでいっぱいになったことが。しかし、彼は「大丈夫? 気にしなくていいよ」と生理中の身を気づかってくれ、文句を言うこともなく後始末を手伝ってくれたのでした。

 

その彼氏は現在は夫となり、今でも生理のときはやさしくおなかをさすってくれ、気づかってくれます。

 

子どもの誕生と性教育

幸いなことに、前述の夫との間に2人の男の子が生まれました。現在5歳と2歳の彼らと一緒にお風呂に入っているとき、私の経血を見て長男がびっくり! 「ママ、ちがでているよ! だいじょうぶ?」と夫同様に気づかってくれたのです。

 

このことがきっかけで、「これは怪我をしているのではなくて、女の人が赤ちゃんを産むために必要な準備をしているんだよ。大きくなると女性は毎月訪れるものなんだよ」と伝えることができました。

 

毎月生理の時期になると子どもに生理の話をするようにしているものの、視覚でも伝えたかったので、後日『げっけいのはなし いのちのはなし』(みらいパブリッシング)という性教育の絵本を購入しました。

 

この絵本では、月経から赤ちゃんが生まれるまでの道のりだけでなく、個人が生き方を選ぶ権利を持っていることについても言及されています。その絵本の中でも、お風呂の中で子どもが母親の経血を心配することからお話が始まっており、まさに自分たちのようだとすんなり読み入ってくれました。

 

 

さまざまなトラブルに悩まされながら20年以上付き合ってきた生理ですが、2人の男の子に恵まれ、この子どもたちに出会うために必要なことだったのだということを実感しています。また、生理をきっかけに早期から自然な形で子どもたちに性教育をおこなうことができました。2人の男の子が私の夫のように、女性をいたわることのできるやさしい男性になってくれることを願うばかりです。

 

著者/春野 さくら
イラスト/おみき
監修/助産師 松田玲子

 

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