無理矢理抱こうとするヨウさんの急所を蹴ってから、2週間ほどが経過したある日の夜。しおりさんから3件もの不在着信が……。さやさんは、急いでしおりさんに電話をかけ直し、迎えに行きます。
しおりさんは夫に暴力を振われて、子どもを連れて家を飛び出して来ました。証拠となるように今回の件を録音し、さやさんの家に来る前に、病院で診断書を貰ってきたそうです。詳しく話を聞くと、1年ほど前にモラハラから始まり……。
DVに耐えられず…
もう妊娠したくないしおりさんですが、旦那さんは避妊に協力してくれません。
1週間に1度もらえる食費を節約して、ピルを買っていたしおりさんですが、ピルのゴミが見つかり、キレられてしまいました。
ピルを買えなくなり、排卵日をさけて、毎月、神頼みをして来たのですが……。
今回は、酔ったいきおいで襲われてしまいました。
排卵日が近かったので、旦那さんが寝ている間にアフターピルを買いに走りました。
ゴミは駅のトイレに捨てたものの、レシートを捨て忘れてしまったため、旦那さんに見つかり、暴力を振われたそうです。
話を聞いたさやさんは、涙が出ます。
そんなさやさんに「知ってた?私たち、夫の同意なしで日本に子どもを連れて帰ると誘拐犯になるのよ」しおりさんは告げます。
※ハーグ条約で決まっています。
「それでも構わない。日本に帰って裁判を起こす。台湾にいると私たちは外国人だから、デイビットに有利になってしまう。親権は私がとる」しおりさんの決意は固いようです。
最低限の食費を1週間に1度しかもらえないしおりさん。モラハラに、経済DVに性的DVまで……。さらには、息子のダレンくんまで殴ろうとしたという旦那さん。しおりさんが無事に帰国して、ダレンくんと安全な生活を送れるように願うばかりです。
※ハーグ条約という決まりで、子は元々の移住国に基本戻されることになっているそうです。
ハーグ条約とは(外務省ウェブサイトより抜粋)
一方の親がもう一方の親(親権者等監護権を有する者)の同意を得ることなく国境を越えて子を日本または海外へ連れて行った場合であっても、もう一方の親がハーグ条約に基づいて子を返還するように申請する場合には、子は原則として元の居住国に戻されます。
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