初潮が始まった!
私が初潮を迎えたのは、小学校5年生のときでした。
学校から帰宅した私は、おなかに痛みを感じ、トイレへ。すると、下着に血のようなものがついていたのです。
生理について学校で学んだあとだったのですが、まさかこれが初潮だとは思いもせず「病気になっちゃった!」と母に泣きつきました。
そんな私を落ち着かせながら、「初潮がきたんだよ」とやさしく教えてくれた母。
そして、母と一緒に薬局へ行きナプキンを購入。家で母にナプキンの着け方を教わって、少し安心することができました。
体育の授業中に恥ずかしい思いをして…
しかし、初潮を迎えた翌日、まさかのハプニングが……!
この日、大好きな体育の授業を受けていた私は、着けていたナプキンがなんとなくゴワゴワしているような違和感を覚えました。
ナプキンを着けることに慣れていなかったこともあり、あまり気にせず体を動かしていると、クラスメイトから「ズボンに血がついているよ」とコソッと伝えられて……。どうやら違和感の正体はナプキンのずれで、隙間から経血が漏れてしまったようなのです。
すぐに保健室へ行って事情を話すと、保健室の先生が予備の下着と生理用ナプキンを用意してくれました。
汚してしまいショック
体操服を汚してしまったことがショックで、恥ずかしさで泣きそうになったのを今でも覚えています。気持ちが不安定になっている私を見て、保健室の先生は「少し休みなさい」とベッドで休ませてくれました。
帰宅後、母にそのことを話すと「今後生理でつらい日があったら体育の授業を休んでもいいんだよ」と言ってくれて、体を動かすとナプキンがずれやすくなるから気をつけるよう教えてくれました。
初潮を迎えて、ほんの少し大人に近づいた気分になりながらも、思い通りに動けないもどかしさを感じるようにもなりました。「初潮を迎えたばかりのころは大変だったな」と時々思い出して、懐かしい気持ちになっています。
著者:ジンジン/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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