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「生理は病気じゃない」体はつらいのに周囲の言葉が枷になって…婦人科を受診できなかった私

生理痛がひどく日常生活を送るのもつらいけれど、周囲から「生理は病気じゃないから」「生理で休むなんて非常識」という言葉を聞いたことがあり、私は通院を先延ばしにしてしまっていました。

重すぎる生理

私は経血量はそれほど多くありませんが、とにかく生理痛が重いタイプです。生理2日目、3日目が特にひどく、腹痛が強すぎて気持ち悪くなったり頭痛がしたり。特に2日目は吐いてしまうほどの腹痛に襲われてしまうのです。

 

大学生のときが生理痛のピークで、大学の授業中に動けなくなってしまうこともありました。それからは生理のときに出かけるのが怖くなり、体調が悪いこともあって、生理中は家にこもり1日中寝ているように。

 

生理周期が乱れ、予期しないタイミングで生理になってしまったときは、どんなに大切な予定があっても帰宅していたほどです。

 

通院への迷い

しかし、大学の授業も休んでばかりはいられませんし、3年生になると企業インターンにも参加するようになったので、生理痛のひどさが日常生活に支障をきたすようになってきました。ただ、当時は産婦人科に行くのが恥ずかしく、ここまで先延ばしにしてしまい……。

 

また「生理は病気じゃない」「生理痛で休むなんて非常識」と知人に責められたこともあり、病院へ行くことではないのかもしれない……病院に行っても解決しないのでは?と勝手に思ってしまったことも通院が遅れた原因でした。

 

低用量ピル服用後の体調変化

なにかと理由をつけて通院を先延ばしにしていた私ですが、生理を理由に就活の予定を組むわけにもいかず、また働きだしたらますます困ると考え一念発起して病院へ。

 

病院で先生に「生理痛がひどくて大学へ行けません」と相談すると、低用量ピルを処方してくれました。毎日飲むタイプの薬なので、最初は面倒くさいと思いましたが慣れてくると忘れずに飲めるように。1日のどのタイミングで飲んでもいいのですが、決まった時間に飲むのがいいそうで、私は寝る前と決めています。

 

飲み始めて1カ月目はまだ以前と同じレベルの生理痛でした。しかし、2カ月が経つと生理中でも外を歩けるようになりました。 私の中では劇的な変化です。副作用が出る場合もあるようですが、私は特になんの症状も出ませんでした。

 

 

低用量ピルを服用後は生理を忘れられるくらいの痛みに抑えられています。生理周期も整い、予定が立てやすくなったので、安心して旅行や仕事の予定を立てられます。本当に低用量ピルと出合えてよかったです。

 

 

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:神崎結衣/女性・主婦
イラスト:ののぱ

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

 

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