義母に違和感
今まではコロナ禍で遠方の義父母と会うことをなるべく控えていましたが、先日、久しぶりに会いに行きました。会うとすぐに義母は「仕事をしながら子育てと家事は大変でしょう。〇〇(夫)はしっかりしてる? あなたに任せっぱなしじゃないかな? 」と、とても心配してくれました。
現状の夫は、家事も育児もほとんどしません。私のワンオペ状態です。ただ、どうしても私が大変なときに「お風呂掃除をしてほしい」「娘のおむつを替えてほしい」など具体的にお願いをすれば、面倒そうにしながらもしてくれます。でも義母にそのまま伝えると心配をかけてしまうと思い、「お願いしたことはしてくれます」とだけ答えました。
すると義母はパァッと明るい表情になり「そうよね! 実は〇〇(夫)はちゃんと家事も育児もしていると思っていたのよ! あの子はしっかり者。昔からそういう子だったから」と夫のベタ褒めが始まりました。
「家事・育児をしていると思っていた」との言葉から、義母は夫が家事・育児をほぼしていないなんて思ってもいないことがわかります。「前言撤回! 実際はほぼ何もしませんよ! 」と言いたいところでしたが、さすがに胸の内に……。
その後も義母から、夫がいかに子どものときにお手伝いをしてくれたかなど「夫はやさしく気づかいができる」「家事・育児もしっかりできる」という内容で、いろいろなエピソードを聞くことになりました。ワンオペ育児で毎日必死に過ごしている私としては、少し違和感が残る会話となりました。
義母に夫のことを悪く言いたいわけではありません。はっきり伝えていない私もいけないのですが、義母が自分の息子は家事・育児をしっかりしていると思い込んでいることにモヤモヤしたのです。私自身も息子をもつ母親として「自分の息子はしっかりしているから大丈夫」と思い込まず、常に客観的な視点はもっていたいと思います。
ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!
イラスト/ぽん子
著者:海原えめ
5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。