車でひとしきり泣いたねこじまさん。ふと長女のことを思い出し自宅に戻ると、夫の腕で大泣きする長女の姿が。
「よし、絶対別れてやる」
寝かしつけて眠るわが子の寝顔を見て、守るべきものを再確認すると離婚の決意を新たにしました。
「解放して、頼むから離婚してよ」私の心の叫び
長女が寝たあと、再びリビングで話し合いを始めるねこじまさんと夫。すでに友人Aから夫に連絡が入っていたようで、巻き込むなと釘を刺してきます。
「あなたが一番大事なものは何?」
そう尋ねられた夫は、大したことじゃなかった・安心してもらえるように頑張ると答えようとしますが、「わかった、離婚して」とねこじまさんは遮ります。
不倫疑惑はうやむやにして向き合ってくれない・誠意を感じない、そのくせ女や友人Aなどを庇っている夫との関係に限界を感じていました。
一方、夫は離婚はしないと言い張り、子どもをひとりで育てようとするねこじまさんの主張に、子どもを養えるほど稼げるのかと反論。
夫の「子どもがかわいそう」の言葉が地雷で、怒りの頂点に達したねこじまさん。これまでほぼひとりで育児してきました。
「うるさい!! 子どもがかわいそうってあんたが言うんじゃねーよ」
「もう上からもの言われるのも、私のせいみたいにされるのも全部嫌だ…」
冷静さを失ったねこじまさんは、何度話し合いを重ねても「離婚して」 「解放して」を繰り返しますが、夫は頑として首を縦に振りません。
そして、とうとう後日リビングの机に離婚届を置くのでした。
◇ ◇ ◇
夫と女との関係がどうだったのか、実際のところはわかりません。もしかすると、夫の言う通り「大したことなかった」のかもしれません。
ただ、実家が大変なときに、息抜きとして外ではねを伸ばしていたのは事実で、そんなときもねこじまさんはひとりで育児に奮闘し、夫の不審な行動に悩んでいました。
疑惑の女や友人Aに迷惑をかけるな、ねこじまさんひとりでは蓄えもないし、子どもがかわいそう。張りつめていたねこじまさんの気持ちがぷっつり切れてしまいました。ねこじまさんへの労いの言葉もあってしかるべきではなかったのでしょうか。