写真の女の連絡先は知らないと夫は言い張りますが、その言葉が信じられないねこじまさん。女をかばっているようにしか思えず、夫にとって家族が一番大事ではないのかと聞くと、ちょっとした現実逃避だったと言うのです。
さらに、自分が家にいる意味がない気がする、家が落ち着かない・癒されないと主張します。ねこじまさんにしてみれば、夫の不審な行動について指摘すると機嫌が悪くなるため、気を遣い続けてきたのに女との旅行に至ったのは、まるでねこじまさんが追い詰めた結果のようであるような口ぶり。
言い争いがヒートアップし、夫からの「うざいから」という言葉で気持ちが切れてしまったねこじまさんは、何もかもが嫌になって家を飛び出して車に乗り込みました。
「無駄な時間なんでもう帰っていいすか?」
車の運転席でスマホに録音した口喧嘩を確認したあと、子どもたちの写真を見て罪悪感でいっぱいのねこじまさん。
抱え切れない思いを誰かに頼りたい、相談したいと思う中で、いつもねこじまさんを心配してくれる職場のJくんの顔がよぎるも、電話した相手はーー。
ファミレスでねこじまさんが待ち合わせをしたのは、夫の友人であり女との旅行写真にも写っていたAでした。席について早々、夫の不倫相手が誰なのか、その相手に連絡をとってほしいと直球の質問を投げますが、Aは知らないし、知ってても言わないと飄々と答えます。
悪びれる様子のないAにねこじまさんは苛立ちを覚えつつも、いま頼れるのがAしかいないと頭を下げますが、Aは笑みを浮かべつつも拒否。それだけでなく、旅行中のAの写真を保存しているからといって、Aの妻にバラそうとしても自分たちは離婚するので、この話し合いの時間が無駄だから帰ってもいいかと言うのです。
「あんたやばいね。そんなことしないし。言ってないし」
「一緒に不倫しててノコノコ家に来たお前まじ気持ち悪い!」
理解不能なAの発言にドン引きしたねこじまさんは、Aに思いの丈をぶつけてファミレスを後にしました。車に戻り、ひとしきり泣いた後、いつも夜中に起きてしまう長女が心配になり、家に戻ることに。
そこには、母の不在で不安になり大泣きして夫に抱き抱えられる長女の姿が。夫から長女を引き取って、ごめんねコンビニで買い物をしてたと説明するねこじまさん。もうどこにも行かないから大丈夫と長女を寝かしつけ、寝顔を見ながら離婚を決意するのでした。
◇ ◇ ◇
夫との話し合いでは問題の解決に進めなかったので、事情を知っているであろう夫の友人Aに、夫の不倫相手の情報を聞き出そうとしますが、夫側の友人であること、A自身も不倫らしき行動をしているため、その願いはかないませんでした。
もちろん、夫側の友人であっても道理を大切にする人であれば、ねこじまさんの相談に乗ってくれたでしょうが、今回は相手が悪かったようです。自分と夫の友人との関係性にもよりますが、みなさんは夫の友人に夫の相談をしますか?