結婚前の私は…
私は大学2年生のときに後に夫となる彼と付き合いをはじめ、私が社会人2年目になったときに結婚しました。
結婚するまでの私は、彼に依存をしていました。どのように依存していたかというと、一緒にいたい気持ちが強すぎるあまり、彼が夜中に友だちとボウリングや麻雀など遊ぶことが続くと「一緒に寝られないじゃん!」と、強く言ったり、涙したり……。
私が社会人になった際、彼はまだ学生でした。私は職場に近いところに住んでいたのですが、学生の夫に甘え、よく会いにきてもらうことも。夫は学生といってもアルバイトをしているし、勉強で忙しい時期もあります。そのことを考えず「最近、全然会いにきてくれないじゃん。私に飽きたの?」 など、わざとイラッとさせるような言葉を彼にぶつけてしまうこともあったのです。
そんな私の発言をきっかけに、彼と喧嘩することも多くなりました。私の中では「別れたい」なんて一切思っていないのに、別れるという話にまでいたったことも……。
結婚で変化が訪れた?
そんな私たちですが、無事結婚にたどりつくことができました。
結婚して同じ家に住みはじめ、夫も社会人になりました。私は妊娠していたこともあり、結婚した年の3月に仕事を辞め専業主婦に。夫は会社に行くので、平日の日中に一緒にいることはほとんどありません。平日は夕食を食べるときと、寝るときが一緒くらい。ずっと一緒にいるのは土日のみ……。
そういった生活を続けていくうちに、私の中で、結婚前にあった夫への依存が激減していったのです。
心に余裕が生まれた?
別々に過ごしていても、夫と毎日一緒にいることが私の中での安心材料になっていたのだと思います。次第に心にも余裕がうまれ、これまで夫への気持ちでいっぱいだった時間を、自分のために使えるようになりました。
料理について調べたり、フォトアルバム作りをしたり、好きなドラマを見たり……と、自分の好きなことを見つけ取り組めるようになり、今までと比べて「自分らしく過ごせている」と感じることも多くなりました。
私の場合、結婚をしたことで、夫への「依存」が薄れ、自分自身が変わることができました。依存は悪いことばかりではないと思いますが、私の依存で夫にはつらい思いをさせてしまったかもしれません。そんな中、今でも一緒にいてくれることをうれしく思います。
今は、夫といる時間を「安心するな」「幸せだな」と感じています。そして、自分のことも大切にできるようになって本当によかったです。
著者/松谷 えりな
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