両親の離婚話を聞いていた娘のムスメさんは「なぜ生活費を月5万円しか払わなかったのか?」とゴマンさんに尋ねました。不倫相手に貢いでいたとは、もちろん言えません。
ゴマンさんは、自分の面子を守るために「妹が借金をしていて、それを肩代わりしている」という嘘をでっちあげました。しかし、疑いの目で見るハラエさん。「信じてくれないなら妹に話を聞きに行こう」とゴマンさんは提案しますが、ハラエさんにとってはもはや真偽などどうでも良い話なのでした。
夫婦関係はやめたいけれど、嘘を暴かず終われない
自分の嘘をつき通すために、妹のイモウトさんに口裏わせを頼んだゴマンさん。一度は拒んだイモウトさんも、ゴマンさんに弱みを握られているのか、しぶしぶ承諾したようです。
すでに離婚の意思が固まっているハラエさんや、父には何の未練もないムスメさんからすると、真偽はどちらでも構いません。裏で手を回し平気で嘘をつくことも、薄々わかっています。
しかし、それと同時に抱き始めたのは「嘘を暴いて恥をかかせたい」という気持ち。平気な顔で涙を流し、嘘をつく夫をギャフンと言わせてやりたいと考えるのでした。
最初は「離婚さえできれば良い」と考えていたハラエさんでしたが、ゴマンさんと話をしていると、「このまま終わらせてたまるか!」という気持ちが湧いてきたようです。
最後まで嘘を突き通そうとニヤつくゴマンさん。「嘘つきは泥棒の始まり」と言いますが、嘘を重ねているとだんだんとマヒし、何をしても何を言っても平気になってしまうのですね。
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