わが子はデザイナー!?発想の天才かも!
5歳の娘を保育園へ迎えに行き、急いで帰宅。すぐに夕飯作りにとりかかろうとしていると、宅配のダンボールを見つけた娘が「開けたい!」と言い出しました。娘にかまっている時間はないので「テレビを見ようよ!」と娘の興味をそらそうとしますが失敗。とりあえず、娘の好きにさせておくことに決めて、夕飯の支度に取り掛かりました。
娘は、テープでガチガチに留めてあるダンボールを手でこじ開けようと試しますが、すぐに「お母さんやって!」と声が聞こえてきます。予想通りの展開に「お母さん、今忙しくて手が離せないよ」とイライラしてしまいました。何度かそのようなやりとりを続けると静かになったので、あきらめたんだなと思い、家事を続行。
しばらく静かな様子だった娘に、突然「お母さん! 見てー!」とテンションの高い声で呼ばれたので見に行くことに。すると、そこにはびりびりと破られたダンボール箱や梱包材、クレヨン、色鉛筆、ホッチキス、セロハンテープなどが散乱していました。そして、梱包材で自作したドレスを身にまとった娘が立っていたのです! 鏡の前で飛び跳ねながら、ドレスを着た自分をうれしそうに鏡でチェックする娘を見て思わず私も笑顔に。
ゴミとして捨てられるはずだった梱包材ですが、娘にとっては楽しいひらめきの材料。娘の手によって立派な作品になったのです。私はこの出来事で、「物の見方を変えることで、何気ない毎日もより楽しくおもしろくできる」ということを知りました。これからは、子どもの気持ちを尊重して、見守ることを大事にしていこうと思います。
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作画/mosu
著者:月島なぎ
9歳と5歳の2児の母。猫とアートとお好み焼きが好き。当たり前の日常を大切に、子どもと一緒に楽しく笑って生きるがモットー。