旅行の前日に
あるとき、当時お付き合いしていた彼氏と1泊の旅行に出かけることになりました。
移動手段は車で、目的地は片道3時間ほどの場所です。滅多にない機会だったので、思う存分楽しみたいと思っていました。
日程を決める段階で、生理の予定と被らないことを確認していて、旅行は生理予定日の10日ほど前。予定日の10日も前に生理がきたことはなかったので、今回もきっと大丈夫だろうと思っていたのですが……。
予想に反して、旅行の前日に生理がきてしまったのです!
彼氏に伝えられず…
生理になったからと言って、旅行をキャンセルするわけにもいかず、ナプキンと生理痛がつらいときのための鎮痛薬を準備し、予定通りに出発しました。
旅行自体はとても楽しく、素敵な時間を過ごせましたが「生理でなければもっと楽しめたのに……」という気持ちが頭の片隅にある状態でした。
彼氏は、私がそんなことを考えているとは思いもしていないようです。生理になったことを彼氏に伝えるかどうか悩みましたが、タイミングを逃してしまい、結局1日目は伝えることができませんでした。
車内でまさかの事態に!
そして旅行2日目、観光をして帰路につきました。
彼氏が車を運転してくれるので、私は助手席に座っているだけ。しかし、そのタイミングで生理痛がきてしまって……。
鎮痛薬は持っていたものの、そのときたまたま飲み物を切らしていたため、薬が飲めない状態でした。飲み物を買うにも、車は高速道路を走っていて、次のサービスエリアまではかなり距離があります。
体調の悪そうな私に気がついて、彼氏が声をかけてくれたので「実は生理中なんだ」と打ち明けました。私の表情や会話のリアクションから、彼は体調不良に気づいてくれたようです。
「体調が悪そうだなと思っていたけど、生理だったんだね」と理解してくれました。やっと伝えられたのは、帰り際でしたが、生理中だと打ち明けられて少し気がラクになったことを覚えています。
その後、鎮痛薬を飲んでからサービスエリアで少し休憩をしたことで調子が戻り、最終的には笑顔で旅行を終えられました。
旅行のような非日常の場面でパートナーに心配をかけては、お互いのためにならないので、早い段階で打ち明けるべきだったなと思います。「生理中はいつも通り過ごせるときと、そうでないときがある」ということを、パートナーに知ってもらうことも大切だと感じます。
著者/あゆみ
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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