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「このまま治らないのかも」高3の私が、真夜中に母の前で大号泣したワケは

中学1年生の冬に初潮を迎えた私は、初潮のときから一般的に“生理痛”と言われる症状がほとんどなく、いつもよりほんの少しおなかが痛いくらいの症状でした。しかし、高校3年生のとき初めて、生理痛を経験し、あまりの痛さに……。

「このまま治らないのかも」高3の私が、真夜中に母の前で大号泣したワケは

 

ジワジワと忍び寄る“生理痛” 

高校3年生の生理中のことです。その日の生理はいつもと少し様子が違っていました。経血の量がいつもより多く、おなかの痛みもひどかったのです。ナプキンを交換するたびに「今日は経血量が多いし、おなかは痛いし、最悪だなー」と思っていました。

 

おなかの痛みは、自宅へ帰ってきたあとも治まることなく続いていました。友だちとの会話の中で“生理痛”のことは知っていたので、「これが生理痛ってやつかな」と痛みが増していくおなかをさすりながらぼんやりと考えていて……。

 

「アレ」を持っていなかった

夕食とお風呂を済ませてベッドでゴロゴロとしていると、おなかの痛みがさらに増してきた感覚がありました。“ズンドコ ズンドコ”とお祭りの太鼓のような感覚の痛みです。一瞬「私、おなかを壊してる? 下痢?」と思うほどの痛みでもありました。

 

そのときふと、『頭痛・生理痛に◯◯◯』という鎮痛薬のテレビCMのフレーズが頭の中に浮かんできました。そして、「こんなときは鎮痛薬を飲めばいいのか!」と思いましたが、これまで生理痛に無縁だった私は、鎮痛薬を持っていなかったのです。

 

母のやさしさ

しばらくひとりで痛みに耐えていましたが、次第に我慢できなくなり……寝ている母を起こしにいくことにしました。このときはもう深夜。普段なら深夜に母を起こすということはありません。それだけ、私の中で初めての生理痛に困惑し、心細い気持ちでいっぱいだったのです。

 

私は母を起こして、薬箱に鎮痛薬があったら出してとお願いしました。母はすぐに薬箱の中を見てくれましたが、鎮痛薬はなく……。ほかのところも探してくれましたが、やっぱり薬は見当たりませんでした。

 

家に薬がないという状況により不安になってしまった私は、「おなかの痛みが治らないかも」と急に不安になり大泣きしてしまいました。すると母が「今日はお母さんがずっとおなかをさすってあげるから一緒に寝ようね」と言ってくれて、朝まで母と一緒に寝ることにしたのでした。

 

 

翌朝、目が覚めるとおなかの痛みは治っていました。その後はひどい生理痛はなく、また生理痛と無縁な生理期間となった私。ただもしものときのために、翌日、鎮痛薬を買いに行きました。高校3年生にもなって大泣きしながら母と一緒に寝るなんて……と今思うとすごく恥ずかしい経験で、このときのことは大人になった今でも鮮明に覚えています。お母さんありがとね。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者/吉野 詠美
イラスト/すうみ
監修/助産師 松田玲子

 

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