仕事に復帰したあゆみまるさんでしたが、ふとした瞬間に悲しさが込み上げ、涙することも……。上司の計らいで仕事を休ませてもらい、体を休めたのでした。
その後、赤ちゃんは自然排出。赤ちゃんとのお別れをすると、次第に心が落ち着き、仕事に復帰。思い出してはつらくなる日もある中で、だんだんと日常が戻ってきたのでした。そしてその半年後ーー。
「あれ? つわりがない?」
1回目の妊娠から半年後のこと。これが2回目の流産でした。
妊娠したのはうれしいことでしたが、思い浮かぶのは最初の妊娠。喜びよりも不安が大きくのしかかり、手放しで喜ぶことができませんでした。
そんな中、気づいたつわりの異変。妊娠とともにあった気持ちの悪さが消え去っていたのです。それに対し「今日は調子がいいな」と思えることもなく、頭をよぎるのはつらい思い出。
次の健診に行くと、赤ちゃんが育っていないと言われたのでした。
普段は厄介なつわりがなくなると不安になってしまいますね。赤ちゃんの様子は自分ではわからないので、次の健診日を待つ時間はさぞかし長かったことでしょう。
あゆみまるさんのケースでは「赤ちゃんが育っていない」と診断されましたが、必ずしも、つわりがなくなる=流産ではありません。落ち着いて出血や腹痛がないかを確認し、不安なときは医師に相談してみるといいでしょう。
監修/助産師 松田玲子
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