ワンオペ帰省でママが工夫したこととは?
「新幹線は乗る時間が長いから、飛行機に乗らない?」と息子お願いすると、「そうだね。妹ちゃんまだ赤ちゃんだから長い時間は乗れないね」と納得してくれ、飛行機で帰ることに。いよいよ帰省当日、自宅から空港までは電車で1時間半。電車が大好きな息子は大喜びで「ぼく、一番前に乗る」と言って、先頭車両に乗り込みました。「ガタンゴトン」とお兄ちゃんが楽しそうな声を発するので、娘もご機嫌でした。電車を乗り換えると、一番前の窓際に座席があり、すでに小学生ぐらいの男の子とお母さんが座っています。息子が窓をのぞきたそうにしていると、「もう見たから、代わってあげようね」と言い席を譲ってくれたのです。
なんとか空港に着いてチェックインの手続きが完了。列が長かったせいか、すぐに搭乗時間になり、4歳の息子はひとりで座り、1歳の娘は抱っこです。じっとしていられない娘のことを考え、3列掛けの通路側と真ん中の座席を予約。しかし、息子は「窓から外が見たい」とぐずります。すると隣のお姉さんが「交代する?」と声をかけてくれたので、私はその神対応に甘えることにしました。
泣き出す娘をあやして、お姉さんに息子のベルトの着用を頼み出発。出発すると急に怖くなったのか、「ママ、抱っこ」と息子が言うので、「じゃあ手をつないでみよう」と提案。飛行機が揺れるたびに、息子は私の手をぎゅっと握り、頑張って座ってくれました。娘は、離陸すると抱っこで睡眠。息子は着陸すると「飛行機もう怖くない!」とうれしそうでした。
到着すると隣のお姉さんが「頑張ったね!」とベルトを外してくれ、客室乗務員の方も「お兄ちゃんひとりで座れてすごいね!」と言ってくれました。息子は自信がついたのか「また飛行機乗りたい」と笑顔に。ぐっすり眠れた娘もご機嫌です。ただ、隣のお姉さんには感謝と申し訳ないことをしてしまったと反省しています。どうなることかと不安に感じていましたが、周りの人にも支えられ、息子の成長も実感することができたフライトでした。
先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
作画/Pappayappa
著者:井島りほ
4歳の男の子と1歳の女の子を育てる転勤族のママ。おしゃべり大好き、寝るのが嫌いな兄妹とにぎやかな毎日を過ごしている。