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「やる気あんの?」体が固まって動かない……苦手な体育である作戦を実行 #癇癪持ちの気持ち 13

【癇癪持ちの気持ち 第13話】幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。読書のおもしろさに気づき、休み時間は図書室で過ごすようになったすみかさん。ようやく学校生活が楽しくなってきたとき、同じ班になった子が「すみかと一緒で最悪」と言っているのが聞こえました。そして話さずにいることも嫌がられるんだと気づき、悩み始めます。

小学3年生になったすみかさん。音楽の授業中、先生の「もっと大きな声でー」と言う注意が「もっと!もっと!」と責められているように感じます。音楽のある日は学校に行けなくなり、週1回は休むように。お母さんに休みたいと伝え、スムーズに休める日は大アタリ、怒られたときはハズレ……。お母さんの機嫌に左右されますが、なんとか休めるよう考えながら生活する日々を送っていました。そして音楽以外の授業では「ある作戦」を実行していました。 

 

できない事を悟られないように 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すみかさんですが、公園で遊ぶときは体を動かせても、学校にいるときは体が固まって思いっきり動かすことができませんでした。ぼーっと立っていると、体育大好きのSくんからは「やる気あんの?」と言われる始末。運動が苦手なことをバカにするSくんに対し、Sくんは漢字が苦手なくせに!と言い返したい、やり返したいという心が芽生えました。 

  

そして考えたのが、体育の授業は透明人間のように自分を出さずに参加すること。ドッチボールでは密集している場所に紛れて標的になるのを避ける、バスケはボールを追いかけて走っているフリをする……などです。独自のルールを作って実践することで、すみかさんなりに体育を楽しめるようになりました。 

  

得意、不得意は誰にでもありますが、チームワークを求められる球技などはできないと目立ってしまうことがありますよね。自分が傷つかないように独自ルールを作って参加する、というのも立派な処世術。不得意だなと感じている事にマイルールを導入し、逆手にとって楽しめたら素敵ですよね。 

 

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    マンガ家・イラストレーターすみか

    自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。

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