やっとの思いで授かったわが子。夫と共に喜びを分かち合い、人生で一番幸せな時間と感じる妊娠生活を経て、無事に子どもが生まれたものの……!?
待望のわが子との生活は…
妻の彩(30)は、夫・将生(33)との間に授かったわが子に、人生で一番の幸せを感じていました。
無事、出産終え、初めての育児に追われる彩。一方の将生は、家族の未来を見据え、仕事に奔走していました。
お互い新しい環境に慣れない日々の中、コミュニケーション不足を感じていた彩。
「あんなにやさしかった夫が、私に触らなくなった」
そんな悩みはあるものの、わが子の対応に必死な毎日です。
余裕がない中で、泣きじゃくる息子が投げたおもちゃが顔に当たり、思わず怒鳴ってしまった彩。
「うるさいって言ってるでしょ!!」
怒鳴り声にビクッと怯え、泣き出すわが子に、我に返った彩は「ごめんね、ママ怖かったよね」とわが子を抱きしめました。
「あれ、どうしたの?」
仕事から帰った将生が不思議そうに、彩と子どもを眺めます。
「今日、本当に大変だったの……。ごはんも全然食べないし、ずっと泣いてて……」
すると将生は、「そっか……俺も疲れたよ……」とひと言。
将生の言葉に、モヤモヤが止まらない彩。「もういい……お風呂入ってくるから」とその場を去ります。
将生は彩が機嫌を損ねた理由がわからず、ぽかんとするのでした。
慣れない育児に疲弊し、思わず子どもに怒鳴ってしまった彩。幼い子どもを育てている親であれば、気持ちを理解できる出来事なのではないでしょうか。愛するわが子であっても、四六時中泣き声を聞いていると、ストレスがたまるのは当然です。さらに、夫婦関係がうまくいっていないなど、さまざまな要因が重なってイライラしてしまうこともありますよね。
泣き出してしまったわが子をすぐさま抱きしめた彩。皆さんはわが子への対応に後悔し、反省した経験はありますか?