ケンタに漏らしてしまった母親への不安。
気持ちを否定することなく、寄り添ってくれるケンタに、ハルさんにうれしさがこみ上げました。
悪いのは私なの!でも家には帰りたくない…!
なかなか家に帰ってこないケンタを探して、ケンタの両親が公園へやってきました。
ケンタを巻き込んでしまったことを泣きながら謝るハルさんでしたが、やはりケンタもハルさんも家へ帰ることに。家へ帰る道中、先ほど泣いたことでリミッターが外れてしまったハルさんは、ケンタの母にも、母親に対して不安と恐怖を感じていることを話します。
ようやく家に着きますが、もうこれでまた家から出られなくなるのだろうと絶望したハルさん。しかし、帰路で話を聞いていたケンタの母は、ハルさんの母親と話をしてくれたのです。
その後、ケンタの家族の関わりによりハルさんの母親の態度が徐々に変化を見せ始め、次第に束縛も消えていきます。ハルさんの母親は再婚し、ハルさんも前向きに人生を歩み始めたのでした。
ケンタやケンタの両親があのとき対応してくれなければ、ハルさんは未だ母親に苦しい気持ちを感じながら過ごしていたかもしれないと思うと、ゾッとしてしまうお話でした。
身近に助けてくれる人がいてよかったと思うと同時に、私たちが同じような状況に遭遇したとき、ハルさんのような家庭を手助けしてあげられる人でありたいですね。
私たちも、今回のお話を他人事と思わず、ハルさんのような家庭への援助方法のひとつとして覚えておきたいですね。