もしも、あのとき願ってたら…
段々と、堀内のだらしなさが目につくようになった主人公。主人公が「ひとりの時間がほしい……」と思うようになると、堀内も主人公の家に訪れなくなりました。
そんなある日の夜。彼氏から深刻な声色で電話がかかってきます。
突然家に行くと言われ、慌てる主人公ですが、ドアを開けるとそこには、彼氏と同僚の・結花の姿が。
すると、彼氏と結花は土下座。彼氏からは「結花が妊娠した」と告げられました。
あまりのショックに呆然の立ち尽くす主人公。彼氏は「責任を取って、結花と結婚するよ」と言います。
そして、彼氏と友人を一気に失い、再び黒猫・ラッキーと2人の生活に戻った主人公。しかし、今までの出来事に違和感を覚えるように。「ラッキーは名前の通り、私に幸運を与えてくれるみたいだった」と思ったことを思い出しました。
そして、自分が願ったことは形は違えど、叶っていった事実を思い出した主人公は、あることを頭をよぎります。
「堀内(元彼)と一生一緒にいたい」
主人公がそう願った瞬間、玄関のチャイムが鳴る音がして……。
玄関を開けると、そこには元彼・堀内の姿が。
堀内は、主人公に向けて「お前が忘れられない」「やり直してくれるなら、結花には養育費を払って別れる」と告げて去っていきました。
後日、主人公の元へ堀内から「駅前の喫茶店にいる」という連絡が。しかし、主人公は行くかどうか迷っていました。玄関のドアに手をかけるも、自分の堀内に対する気持ちが冷めていることに気づき、足を止めた主人公。
堀内への電話が繋がらなかったため、メッセージで「ごめん。行けない」とだけ送りました。
その夜、主人公が夕飯を食べていると、結花から電話が。
すると、テレビに映っていたのは、堀内が待ち合わせに設定した喫茶店にトラックが突っ込んだ様子。どうやら、堀内はこの事故に巻き込まれて亡くなってしまったよう。
後日、堀内の葬式に参列したのですが、すっかり憔悴しきっていた結花。主人公が家に帰ると、ラッキーの姿が消えていました。「あのとき行っていたらどうなっていたのだろう」そう思いながらも、主人公は今でも「幸せ」とは何かを考えなら生きているようです。
ラッキーが主人公の前に現れた意味はなんだったのでしょうか。不覚にも亡くなってしまった元彼・堀内のことは悲しいですが、主人公にはこれからも心から「幸せ」と思えるようなものや人と出会ってほしいですね。みなさんにとって「幸せ」と感じられることはなんですか?
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作画:たなみ