娘の登園渋りに心が折れそう…
毎朝大泣きする娘をなだめながら登園準備をし、保育園まで抱きかかえて送り届ける私。その日は、いつも以上にぐずるので、パートに遅刻しそうな時間になっていました。保育園に向かっている途中、心の余裕がなくなった私はだんだん涙が出てきます。
そのとき、ウォーキング中の60代くらいの中年女性が道の向こうからやってきました。髪はくるくるパーマで首には黄色いタオル、「極真空手」と書かれたビビッドピンクのTシャツを着た、とても個性的な印象です。私は「うるさいって怒られてしまうかも……」と、とっさに身構えます。すると、女性は「髪がくるくる! おばちゃんと一緒だね」と娘の天然パーマを見てひと言! さらに私へ「毎日大変よね。無理はしちゃだめよ!」と励ましの言葉までかけてくれたのです。私は疲弊していた心がだんだんと軽くなっていくのを実感しました。「ありがとうございます……!」とお礼を言い、怒られるかも……と思ったことを反省。無事、娘を保育園に送り届け、パートにもなんとか遅刻せずに到着して、すぐに気持ちを切り替えて調理に集中できました。
その後、娘の激しい行き渋りは次第になくなっていき、今では登園準備中に私を急かすほどです。私もいつか、元気がなさそうな人に出会ったら、パワーを分け与えられる人になりたいと思った出来事でした。
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作画/Pappayappa
著者:桐谷さゆみ
口達者な5歳の娘を育てるパート主婦。動画サイトでお笑い芸人のチャンネルを見ながら晩酌するのが日々の息抜き。