気分転換のはずが、支援センターでは息子を追いかけ回し、疲労困憊。彩がげっそりしていると、支援センターにいたママ・悠亜に声をかけられました。
悠亜とは最寄りの駅が同じことがわかり、連絡先を交換することに。さっそく翌日、ふたりで支援センターに行くことになりました。
支援センターで絵本の読み聞かせが始まりましたが、泣き止まない子どもに困り果てているママに目を奪われるふたり。帰り際、先ほどのママが、まだ泣き続けている子どもをあやす様子を見かけ、悠亜は……。
ママ同士、共感の声に救われる
泣き止まない子どもに困り果てた様子のママに、思わず声をかけた悠亜。
「こんにちは! 今、何カ月ですか?」
そのママの子どもは9カ月。月齢が近いことがわかると安心したのか、「今日初めて参加したんですけど、ずっと泣いちゃってて……」と切り出すママ。
「全然普通ですよ! ママが大好きなんだもんね〜」
悠亜の言葉に、思わず涙ぐむママ。お茶に誘い、3人でゆっくり話すことになりました。
子どもの月齢が近いママ同士、共感できることが多く、話が盛り上がります。そして、それぞれの夫の話に。
仕事を優先し、育児をしているママに「お疲れさま」のひと言もない、激務で子どもと全然遊んでくれないなど、それぞれの状況を語り合う3人。
「子どもはかわいいけどね……」
「子どもができる前といろいろ変わったなって思うよね……」
「夫婦の関係性は産む前に戻りたいっていうか……」
3人とも、同じような理由で夫に対する不満がたまっているのでした。
子育て支援センターで困っているところ、「大丈夫ですよ」と声をかけられ涙ぐんだママ。「周りに迷惑をかけていたらどうしよう」「みんな楽しく遊んでるのに……」など、子どもが泣き続けていると、いろいろなことを考えてしまいますよね。そんなとき、人から気持ちに寄り添った言葉をかけられると、安堵して涙ぐんでしまう気持ちはよくわかります。
子育てをしていると、共感したり、時には愚痴を言い合ったりできる存在は貴重。今回のことをきっかけに、3人が互いに支え合えるような関係性を築いていけるといいですね。