「夫婦の関係性は、産む前に戻りたい」そんな話題になり、彩は、「子どもが生まれてから、そういうことが一切なくなった」と、心に引っかかっていた、セックレスのことを告白。
美咲も同じような状況でしたが、悠亜には上にもうひとり子どもがいることがわかりました。そして、「子どもが生まれてから、全部断ってて……」と話す美咲に、「私もそういうとき、あったよ〜」と共感する悠亜。
ふたりの会話に「そうだよね」と合わせていましたが、彩の場合、夫とのコミュニケーションを求めていたのは彩のほうでした。
「やっぱり普通はママが断るパターンだよね……」
「本当のこと、言えなかったな……」
胸が締め付けられる思いで、とぼとぼと帰宅する彩。一方、悠亜と美咲は……。
悩みをひとり抱え込むママたち…
「帰りました〜」
お茶のあと、上の子の幼稚園へお迎えに行く悠亜。子どもと話しながらも、「まぁ、みんなそれぞれの悩みがあるよね……」と彩と美咲との会話を思い出していました。
「でもきっと……みんな今頃、パパも一緒に育児してるんだよね」
なかなか寝付けず、ぐずる子どもをあやしながら、思いを巡らせる悠亜。
「私……なんでこんなにひとりなんだろう」
日付も変わったころ、子どもを寝かしつけた悠亜は、ひとりうなだれていました。
一方、職場結婚した美咲は、仕事から帰った夫の話を聞いていました。楽しそうに職場での話をする夫に、「あのころは楽しかったな……」と夫と働いていたときのことを思い出します。
職場でキャリアを積んでいましたが、夫の要望に応え、結婚を機に家庭に入った彩。
「なんで私だけ……!」
美咲もやるせない気持ちで夜を過ごすのでした。
夫とのコミュニケーション不足に悩む彩ですが、悠亜と美咲にもそれぞれ悩みがありました。ワンオペに孤独を感じたり、家庭に入りキャリアがストップしてしまったことに憤ったり……。結婚や出産を機に生活が変わり、ひとり悩む女性は多いのかもしれません。
今回の場合、ひとりで解決するのは難しい問題ばかり。一番の味方であるはずのパートナーに悩みを相談し、わかり合えることを願うばかりです。