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「メリットばかり!?」結婚後から20年間、夫婦別室の私たち。その理由とは?

私たち夫婦は、結婚したときから夫婦別室です。夫婦仲も良好で、大きなケンカをすることもない私たちが夫婦別室にしている理由は……。

「メリットばかり!?」結婚後から20年間、夫婦別室の私たち。その理由とは?

 

一緒に寝ると…

結婚前から、私たち夫婦はお互いに不満を抱えていました。それは、旅行などで一緒に寝るとなったとき、私は彼のいびきでなかなか寝付けず、彼は私の寝相の悪さで夜中に目を覚ましてしまうことです。そのため、私たちは一緒に寝ると、ゆっくり眠ることができませんでした。

 

そして、私たちにはそれぞれ寝るときのこだわりがあります。私は、電気をすべて消した真っ暗な部屋でベッドに寝たい派。しかし、彼は豆電球をつけて布団を敷いて寝たい派なのです。

 

このように、一緒に寝るとお互いに不満を抱いてしまうだけでなく、そもそも寝るときのタイプが異なる私たち。結婚して一緒に暮らすならば、夫婦別室が良いと考えることは、私にとって自然な流れでした。

 

新居のこだわりは?

それから、私たちは結婚をすることに。結婚の準備をしていく中で、新居を選ぶ際、私がこだわったことが「リビングが広い2LDKであること」でした。私の頭の中では、ひとり1部屋ずつを自室にして、リビングを共用スペースにしよう!と『夫婦別室構想』を広げていたのです。

 

幸い、彼は家にまったくこだわりがなく、私の好きな家にして良いと言ってくれました。そのため、私は『夫婦別室構想』が叶う新居を選択。部屋の間取り図を見ながら彼に「ねぇ、どっちの部屋がいい?」と聞くと、彼は「どっちって何? 寝室?」と言いました。

 

私はそのとき、彼に “夫婦別室構想” のことを話していなかったことに気がついたのです。

 

夫の反応は…

彼に“夫婦別室構想”のことを話していなかった私。もし彼が反対したら、私の考えていた構想が水の泡になると思い、過去に一緒に寝たときお互いが感じた寝苦しさや、お互い趣味に没頭できる部屋があると良いことなど、夫婦別室にするメリットを話しました。

 

すると、意外にも彼はあっさりと承諾。その後、私たちは結婚を機に新居へ引っ越し、別々の寝室で寝るようにしたところ、彼は夫婦別室生活に満足している様子でした。その新居から数回引っ越しをした現在 (結婚20年目) も、わが家はずっと夫婦別室を続けています。

 

夫婦別室にして良かったことは多々ありますが、1番のメリットは2人で家にいてもずっと顔を合わせているわけではないので、無駄なケンカがなく仲よく過ごせることです。

 

 

すべての夫婦にとって夫婦別室が良い選択だとは思っていません。おそらく私たちのような夫婦は少数派だと思います。ただ、今まで大きなケンカをすることなく、約20年間毎日穏やかに結婚生活が送れているのは、夫婦別室であるからかもしれません。そのため、私たち夫婦は今後も “夫婦別室” を続けていく予定です。

 

著者/吉野 詠美

 

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