かえでのお母さんは監視カメラの映像を確認して雪ちゃん宅に向かう際、ひとりの女性にぶつかっていました。その女性はかえでのお母さんとぶつかった後、気になっての行動を見ていたけれど殴り込むようなことはなかったと主張します。かえでのお母さんがぶつかった女性は、なんと組合長の奥さんでした。新たな証言者が現れ、形勢は逆転するのでしょうか……。
嘘をついているのはどちらなのか?
組合長の奥さんは最近まで諸事情で県外で暮らしていたとのことで、マンションの住人は誰だかわからなかったようです。組合長の奥さんが嘘をつくはずがないのでは……、少しずつ雪ちゃんママの形勢が怪しくなります。
「そういえば雪ちゃんママは前から副組合長の悪口を言ってたよね」と誰かがつぶやきました。言い返せないと思ったのか、雪ちゃんママはドアの方へ。そして、「こんな嘘を信じるなんて、単純な人たちね」と言い残して出ていきました。「何よあいつ!」「信じられない!」という言葉が集会所に飛び交います。その場にいた人はかえでのお母さんに軽く謝り、帰っていきました。
その後。噂によると、雪ちゃんママは夫からDVを受けており、離婚して引っ越していったとのこと。かえでのお母さんとご近所さんの関係は、少しずつ元に戻っていきました。
雪ちゃんママは、成績の良いかえで、穏やかな性格のかえでのお母さんを見て羨ましくなり、嫉妬から悪口を言ったのかもしれません。結果として子どもたちの心が傷つき、気まずい関係のままお別れすることに。雪ちゃんから預かったシール帳を、かえでは今もずっと持っています。いつか2人が笑顔で再開する日がくるといいですね。