夕方になると欠かさずテーブルの周りをグルグル回り、5分ほど経つと激しく泣くという奇行を繰り返していた女の子。止めようものなら、激しく怒るのです。
不思議に思った母親は病院に連れて行きましたが、原因は一向にわかりません。そこで母親は、女の子が回れないようにテーブルを動かすことにしました。
窓の外を見た母戦慄!そこには…
「テーブルさえなければ……」そう考えた母親でしたが、事態はさらなる恐怖へ。
なんと、母親の隣にいるはずの女の子がもうひとり、庭の木の下をグルグル回っていました。それを見た女の子は怖がる様子も見せず、そっとカーテンを閉めたそうです。
その家からはすでに引っ越しをしており、当時の記憶も一切ありません。
なぜそんな行動をとったのか、そもそもその行動をとったのは自分だったのか……。今はもうグルグル回ることはありませんが、思い返すたびゾッとするのでした。
当時まだ幼かった女の子は、「木の下で回っていた自分」が何か、わかっていたのでしょうか。そして、もしあのとき窓を開けて、もうひとりの女の子を止めていたらどうなっていたでしょうか。今ではわかり得ないことですが、考えるとますます恐ろしくなりますね。