妻との関係を再構築することを諦めた元義父。これまでの夫婦生活を振り返り……。
離婚したことに後悔はない
離婚後、ひとり暮らしをしている定年間近の元義父。
さみしい老後になるかもしれないと思いつつ、妻と離婚したことは後悔していない様子です。
元妻は結婚当初から家事は女の自分がするものだと、こだわりがありました。子どもを授かってからは、ひとり息子のタカオを溺愛するあまりこだわりに拍車がかかります。
家事と育児をさせてもらえない元義父は「夫は金を稼いでくるだけの人間」と元妻が思っているのではないかと感じていたようです。
その後、タカオを保育所に預けて働きに出ることを元義父は元妻へ提案しますが、専業主婦にこだわる元妻は聞き入れません。タカオが通う学習塾や習い事も、元妻が決め、元義父はたまの休みにタカオと遊ぶことさえさせてもらえないのでした。
元義父はもう何十年も前から、疎外感を感じていたようですね。
元義母がタカオのことを大切に思う気持ちはわかりますが、いつの間にか元義父のことをないがしろにしてしまったのでしょう。
家族で役割を分担して、生活を支え合うことは大切なこと。とはいえ、元義母はひとりで家事も育児も背負いすぎていたのかもしれません。
これから家族のいない老後を迎える元義父。定年後は自分の生きがいになるようなことを見つけて、第二の人生をスタートさせてほしいですね。
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