えっ!? 夫に子どもたちを任せたところ
室内で思い切り遊べるスポットへ、当時5歳の娘と2歳の息子を連れて出かけました。娘も息子も楽しそうな遊具に夢中で遊んでいました。その途中、私はひとりでトイレへ。夫に「トイレへ行ってくるから2人をお願い」と言い、「任せて~」という返事を聞いてその場をあとにしました。しかし、トイレから戻ると夫が焦って何かを探していたのです。「どうしたの?」と声をかけると、夫は……。
なんと「息子がいない!」と慌てていたのです。室内とはいえ、人はたくさんいて、落ちればケガをしそうな遊具もあります。私もとても不安になってしまいました。しかし、娘も一緒に探してくれて、5分後、すぐ近くの自動販売機の近くで遊んでいる息子を発見! 「よかった~」とその場でへたり込み、ことなきを得ました。
その後……夫の耳を疑う言い分
すると夫は娘に向かって「パパさぁ、ちゃんと見ててって言ったよね!?」と怒り始めました。そして「いや、ちょっと別のところ見たくてさ、娘に息子を見てろって任せたんだよ。それなのにさぁ……」と私に説明する夫。小さな声で「ごめんなさい」とつぶやく娘。
それを見て思わず「いや! 責任押し付けてんじゃないよ! まだ5歳だよ!? 自分勝手に動いたのは夫でしょ!」と声を荒げてしまいました。「でも、ほんの1分くらいだったから……」というので、「その1分で息子が消えたんでしょうが!」とさらに怒りが爆発。あまりの私の剣幕に夫もたじろぎ、「うん、ごめん……」と小さくなっていました。
人がたくさんいて、息子にとって危険なものもある場所で子どもたちから離れた夫の行動は信じられませんでした。その上、「5歳の娘に任せたのに」と主張するとはなんとも呆れるばかり。もう少し夫と危機管理意識を共有しなければと思った出来事でした。
著者:山口花/女性・ライター。2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています