デ―ト中にみんなからジロジロ見られ…
その日は、生理開始予定から10日前。私はまだ生理になるはずがないと思って、彼とのデートに水色のスカ―トをはいてきていました。2人で遊園地に行って、帰りにおしゃれなカフェに寄ったときのことです。なんとなく下腹部にモヤモヤした違和感がありました。けれど、まさか生理だとは思わず私はその違和感に目をつむり、そのまま過ごすことにしたのです。
その後、カフェを出てしばらく歩いていると、なんとなく人の視線を感じます。どうしてみんなジロジロ見るのだろうと不安になった私は、彼に「私、なにかついてる?」と聞きました。最初は「なにもついていないよ」と答えた彼。しかし……後ろに回った瞬間に「あっ」と声をあげました。そして小声で「スカートのおしりのところに血がついてる」と教えてくれたのです。
彼のやさしさ
そのあとの私は大パニック! まさか生理になるとは思ってもいなかったので、ナプキンを持っていません。急いで買いたくても近くにナプキンを買えるようなお店はなく、私はただただ「どうしよう」と動揺するばかり。すると、彼が着ていたパーカーを脱いで私の腰に巻いてくれました。そして、近くの店に入ったかと思うと、店員さんに生理用品を扱っているお店が近くにないか聞いてくれたのです。
彼のおかげで無事にナプキンを購入し、お手洗いに寄って取り着けることができました。「ありがとう、本当に助かった」とお礼を言うと、彼は「大したことないよ」とだけ告げました。男性が生理用品について誰かに尋ねるのはかなり勇気がいることだと思います。加えて、本当はカフェを出たあと映画を観に行く予定だったのですが、このアクシデントのせいで上映時間に間に合わず断念することに。
それでも、嫌な顔1つせず、私のフォローをしてくれた彼のやさしさには、本当に感謝しかありません。
生理は常に予定通りにくるわけではないということがよくわかりました。この一件以来、外出の際には、突然の生理に備えてナプキンをバッグに入れておくようにしています。
著者/匿名
イラスト/もふたむ
監修/助産師 松田玲子
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