レスだと自覚したときはショックだったけど…
3度目の妊娠・出産を機にレスに
以前に比べれば回数は減ってはいましたが、それまではレスではありませんでした。しかし3度目の妊娠・出産を機に、私たち夫婦はレスになっていました。私37歳、夫46歳のときのことです。調べてみると、セックスレスとは「病気などの特別な事情がないカップルがセックスやセクシャルコンタクトが1カ月以上ないこと」と言うようです。わが家は気が付けば半年以上していませんでした。
最初のうちは子どもたちの世話で頭がいっぱいであまり気にしていませんでしたが、気になり始めると、どうして求めてもらえないのだろうか? まさか浮気? と何だかつい悪い方向へ……。なんとか夫との関係を変えたくて、私はアプローチを始めました。
ますはスキンシップをと思いましたが、年を重ねていくうちに普段夫とスキンシップを取ることもほとんどなくなっていました。最初は子どももいるので照れくさく、なかなかうまくいきませんでした。
そこで寝る前に子どもたちを「おやすみなさいのギュー」と言ってたまに抱きしめるのでその流れを利用することにしました。子どもたちを抱きしめたあとに「パパにもギューしよう!」と言って、子どもたちと一緒に夫にもハグをするようになりました。
夫婦でレスについて話し合い
マンガやドラマで見たことがあるセクシーランジェリーを試してみたこともありました。夫に内緒で購入して着てみたのですが、結局、うまくいかず。これらのレス脱却作戦をしばらく続けていましたが、そのうち自分だけが焦って空回りしていると感じるように……。
そこで思い切って夫に私の気持ちを話して、夫婦で自分たちのレスについて話し合うことにしました。話し合うというと何だか大げさですが、2人のセックスについて丁寧に確認することにしたのです。
最初にどうして求めてくれないのか?と夫に聞くと、以前断られたときに育児が少し落ち着くまで待とうと思ったとのことでした。それから子どもがいるなかでいつならできるか、どうやったらそういうムードになれるかといった「今さらだけど……」ということを2人で話しました。そのなかでセクシーランジェリーのことも聞いてみたのですが、夫にとってはプレッシャーを感じたらしく逆効果だったようでした。
そうやって話していくうちにセックス自体ではなく、2人の時間を確保するというのが、お互いに1番求めているものだとわかりました。それからスキンシップも続けようということになりました。
レス脱却のため週1回30分、2人の時間を確保
子どもと一緒に寝落ちしてしまったり夫の帰宅時間が遅かったりと、2人の時間を作るのは簡単ではありませんでした。でも1週間に1回、せめて30分だけでも2人の時間を作ろうということになりました。
そのときにお互いの顔を見て話すようにしました。今までは話していても、私はごはんを食べながら、子どものお世話をしながらの“ながら会話”だったことに気が付きましたし、夫もテレビや携帯を見ながらだったことに気付いたそうです。
そしてスキンシップにはマッサージも加わっていき、手や肩などをお互いにマッサージして日ごろのねぎらいと感謝を伝え合うようになりました。
まとめ
自分がセックスレスなのだと自覚したときは正直ショックでした。1カ月以上しないとレスという定義にも短くて驚きました。でも夫との話し合いにより、セックスはコミュニケーションの一種で、行為自体がしたいわけではなく、2人で話したりマッサージをしたりすることもその一環だという気持ちになりました。
結果としてレスではなくなりましたが、回数にはあまりこだわらなくなりました。3人目が高齢出産だったこともあり、普段は日々の体力をほとんど育児に使ってしまいます。それでも夫との2人の時間は、たとえ短くても私にとって大切なものだと改めて感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
マンガ/山口がたこ
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