とにかく自分のことが最優先である
トライアスロンが趣味だった当時の彼は、仕事が始まる前にスポーツバイクでプールに向かいひと泳ぎし、昼休みには会社周辺を走る生活。週末はデートの約束はしてくれますが、お泊りをした次の日の朝、目が覚めるとすでに彼は家におらず……。ラン仲間と走りに行ってしまっていました。
仕事も趣味も、彼女であった私のことも大切にしているのはわかっているものの、ひとりにされる時間が多かったため寂しさを感じていました。
自分は「条件の揃ったいい男」だと自慢する
学歴やステータスを大事にする当時の彼は、自分が高学歴であることや高収入の会社に勤めていることを誇らしげにしていました。
自己満足なら特に気にしなかったのですが、他人を見る目も学歴やステータスを基準にしていて……。「自分がいい男だ」と自信に思うことはいいことだと思いますが、他人に対しても同じ基準で見るため、ごはんを食べに行った際など、店の店員さんに横柄な態度をとることもあったのです。
そのことに私は驚いてしまいました。
知識があり頭がいいことで人を見下す
彼のそういった態度は、次第に私にも……。知識が豊富だった彼は、私が知らないことを教えてくれました。ですが、「そんなことも知らないの?」と見下すような態度をとられることもしばしば。
酒癖が悪かったため、浴びるようにお酒を飲んでは説教タイムになることも。私が冷静に対応すると、しばらくして我に返り謝罪してくれるのですが、悪酔いをする彼と過ごす時間はつらかったです。
その後、私は彼とお別れ。いくら世間的に高スペックであったとしても、付き合ううえで重要なのは外見ではなく中身だと強く思った期間でした。
もちろん知識やお金は生きていくうえで必要なものだと思います。しかし、私の場合、彼とは考え方があまりにもかけ離れていて、同じ時間を過ごすことが苦痛になってしまったのです。そして、「自分らしくいられる人と一緒にいたい」と、改めて強く思ったのでした。
著者/松 茉莉花
イラスト/もふたむ
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