どうして夫と結婚したのだろう…
結婚直後に大好きな夫と一緒に住めるようになった喜びがあったのも束の間。結婚生活を続けていくうち、私たち夫婦は次第にお互いへの不満が増えていきました。例えば洗濯物の干し方や掃除の頻度、さらには家事育児の分担など、お互いへの不満は生活の至るところにあります。不満ばかりが増えていき、私は「夫の良いところってどこだろう?」「どうして私はこの人と結婚したんだっけ?」と考えるようになっていきました。
恋人時代はあんなに夫のことが好きだったのに、結婚して一緒に住み始めてからは夫と毎日一緒にいることが当たり前に。そして、かつて抱いていた恋愛感情がどんどん薄れていったのです。
夫からあるお誘いを受けて
夫に対して不満を抱くばかりの毎日を過ごしていた私。そんなある日、夫の「ある誘い」がきっかけで、私の中の感情に大きな変化が表れたのです。
その日、夫はテレワークのため自宅で仕事をしていたのですが、お昼休みの時間になったとき、夫が突然「外へランチに行こうよ」と誘ってきたのです。しかし、このときの私は外食する気分ではなかったため、最初は断ろうと思いました。
ただ、たまには気分転換も兼ねて夫と外食するのもいいかもしれないと思い直し、私は夫の誘いに乗ることにしました。
夫とランチに出かけてみた結果
夫のこの誘いに乗って結果的には大正解でした。まず夫は私に対して「何が食べたい?」と聞いてくれたのですが、最初に私の要望を聞いてくれたことが夫なりの気づかいに感じられ、とてもうれしかったです。
その後、食べたいものがパッと思い浮かばなくて私がしばらく考えていると、夫はスマホを使ってあれこれと近所のお店をリサーチしてくれました。そして、家を出発するころには「ここの店どうかな?」と魅力的な提案をしてくれたのです。私は夫の提案をすぐにOKしました。
結婚前、何かを決めるときはいつも最初に私の意見を聞いてくれていた夫。加えて、今回のように私が決めきれないでいると、夫が「こういうのはどう?」と提案してくれることも度々ありました。
今回のやりとりを通じて、恋人時代に私が「この人と結婚したい!」と思ったのは、夫のこんなところが好きだったからだなと、思い出したのです。
この日は、恋人時代に戻ったかのような新鮮な気持ちで、夫とランチの時間を楽しむことができました。
恋人時代に2人でランチに行く機会はよくありましたが、結婚して子どもが生まれてからは、2人きりで外食する機会が以前よりもなくなってしまいました。これからは、夫との2人の時間も大切にしたいと思います。
著者/nanoka22
イラスト/ののぱ
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